
「子どもが便秘なんてしないでしょ!」と考えているお母さんも多いようですが、赤ちゃんの頃から便秘する子はいますし、3日程度でしたらそこまで気にする必要はないと言われています。私の子も、2日くらいうんちが出ない時がありますのでちょっと心配になります。
3日に1回うんちが出るようでしたらOKということですので、4日以上うんちが出ていないという時には病院へ行くことも考えて、生活習慣の改善をしましょう。
便秘のサインを知っておく
赤ちゃんのときには、うんちが出ていないということは気が付きますが、オムツが取れてしまえば、いつうんちをしているのかわからないので気がついてあげるしか方法がありません。赤ちゃんの時から2,3日うんちが出ないということがあったのでしたら、毎日、「今日はうんち出た?」と聞いてあげることも一つの方法ですね。
その他にも、症状がいくつかあるようなので紹介します。
便が漏れている
便秘の場合、体は便を出そうとしますので、お尻に近いうんちは硬いままですが、奥にある便は下痢のような柔らかいうんちになってしまいます。ですので、硬いコロコロうんちと下痢のような柔らかいうんちが混ざっているときには注意が必要です。
慢性化している子だと、下痢だけが漏れてくる事がありますので、パンツに下痢がついている場合には、便秘を疑いましょう。
お腹がはっている
お腹がはっているということは便がお腹に溜まっているということです。食欲がなくなり、顔色も悪くなることがあります。「あまり食べない子。」と決めつけるのではなく、便秘の可能性も考えて下さい。
トイレを嫌がる
子どもが便秘になると、お尻の穴に対して便が溜まって大きく硬くなってしまいます。うんちをする時に痛いので、トイレにいくのを嫌がってしまう子もいます。「最後にしたうんちはいつ?」と聞いて、便秘ではないか確かめましょう。
便秘を解消する方法とは?

便秘になっている子は生活習慣を見直すことで改善することが多いです。規則正しい生活や栄養バランスが整った食事、水分補給などをしっかりするだけでも便秘を改善できます。
腸内環境を整えることも重要になりますのでヨーグルトなどの乳酸菌を定期的に摂取することも良いでしょう。スウェーデンとスコットランドの研究チームの研究で、帝王切開で生まれた子どもには腸内細菌が少ないという研究結果もあるそうです。アレルギーになりやすいということですが、排便もしっかりするためにも腸内環境は重要な要素ですので、食事や生活を見直しましょう。
早寝早起きして生活リズムを作る
早寝早起きをして、生活のリズムを整えましょう。特に22時~2時までは成長ホルモンが分泌される時間帯と言われていますので、子どもは21時までには布団に入っているようにした方がいいでしょう。
決まった時間に、ご飯を食べてうんちをするというリズムを作ることで、便秘の解消にもなります
うんちの習慣を作る方法としては、朝10分くらい便器に座るということを習慣にすると、「朝うんちをする。」という生活リズムになります。挑戦してみてくださいね。
食生活を見直し、よく噛んで食べる
朝ごはんをしっかり食べるようにすると良いと言われていますが、逆に朝ごはんを食べないようにするという医師もいるので、あなたの生活に合わせてください。
注意しなければいけないことは、栄養バランスが良い食事をすることとよく噛んで食べるということです。噛むことで食べ物が小さくなり唾液と混ざりあうことでしっかりと消化することができます。満腹中枢も刺激されて、間食をしたりして肥満予防にもなります。
便秘に良いと言われている食べ物

腸内環境を整える食べ物を食べることと、食物繊維をたくさん取るということが便秘解消にいい食べ物です。下記に紹介している食べ物が代表的なものとして挙げていますが、他にも色々ありますし、好き嫌いによっては食べれないものあるでしょうから、お子さんにあったものを探してみて下さい。
善玉菌を増やす食べ物と食物繊維が多く含まれている食べ物を探して下さい。
- オリゴ糖
- ヨーグルト
- オリーブオイル
- 納豆
- 野菜
- こんにゃく
水分をしっかり取る
子どもはよく汗をかきます。ジュースなどを飲むよりも水を飲む習慣をつけましょう。特に朝一でコップいっぱいの水を飲むだけでも効果が期待できると言われていますので習慣化したいですね。
運動をする
子どもの便秘の原因の一つにストレスがあるそうです。運動をすることでストレス発散にもなります。また、家でゲームをやることが多い現代っ子は外で遊ばないので、筋力の低下も挙げられています。特に腹筋が弱いと排便する力が弱くなるようなので、運動をたくさんするようにしましょう。
まとめ
4日以上便秘が続いているようでしたら、お医者さんに行くことをおすすめします。場合によっては、排便するための内服薬や浣腸などの支持がありますし、下剤を処方することもあるそうです。
応急処置として、綿棒浣腸をあなたがお子さんにしてもいいようですので、気になるようでしたら綿棒浣腸を試してみましょう。ベビーオイルを塗って、3cm程度入れます。クルクルと回してあげて刺激していると出てくるそうなので、試してみて下さい。