「あれ、なんか老けた?」
鏡に映る自分を見てそう感じたことはありませんか?
たるみやシワなど、年齢と共に肌の悩みがどんどん気になり出しますよね。
自分ではどうにもできない、たるみなどの肌悩みを解決してくれる「ハイフ」
そもそもどんな施術なの?
興味はあるしやってみたいけど、効果はちゃんと出る?
どこで受けたらいいのかわからない、そんな疑問はありませんか?
ここではハイフで得られる効果や、受ける場所での施術の違いを紹介していきます。
ハイフとは?
ハイフ(HIFU)とは、シワやたるみを改善する美容治療のことです。
正式には高密度焦点式超音波療法(High Intensity Focused Ultrasound)と言います。
超音波を1カ所に集中して照射し、対照部分に熱を発生させる治療法です。
よく、虫眼鏡で光を集め、一点だけを高温にする原理に例えられます。
高密度の超音波エネルギーをSMAS(スマス)と呼ばれる皮膚の土台(深いところ)の筋膜に照射し、
熱凝固させることで、筋膜を引き締めることができます。
また、熱のダメージを受けたコラーゲンが修復するために、新たなコラーゲンが生成・増加する効果もあります。
以前まで、SMASのたるみ治療はメスを使用する外科手術でしか対応できませんでした。
しかし、ハイフは直接肌を傷つけることなく、たるみ改善に効果があることから人気の美容治療になっています。
ハイフの効果
美容治療の中にはダウンタイムと言って、治療に伴う腫れやむくみなどの症状が治まり、安定した状態になるまでの期間が発生するものがあります。
ハイフは、ダウンタイムや副作用がほとんどないことから、リスクが少なく手軽に若返れる施術として人気です。
具体的にはどんな効果があり、若返った印象になれるのでしょうか?
リフトアップ
ハイフといえばリフトアップ!そうイメージするほど一般的な効果ではないでしょうか。
皮下組織をピンポイントで熱凝固するため、即時的なリフトアップを得る事ができます。
リフトアップと一言で言っても、フェイスラインのたるみが改善されることで
小顔効果や二重顎の改善にも繋がり、すっきりした印象になります。
シワの改善
ほうれい線や目元の小ジワ、気になりますよね。
目元や頬がたるむことで、ほうれい線などのシワも目立ってきます。
ハイフによってたるみが引き上がりことで、ほうれい線などシワの改善にも繋がります。
美肌効果・肌質改善
ハイフの施術で皮膚の皮下組織から筋膜まで熱を伝えることで、血行促進や肌の新陳代謝が向上されます。
よって、お肌のキメが細かくなり、毛穴も気にならなくなります。
また、くすみも改善され、透明感のあるワントーン明るいお肌になります。
ハイフ治療を継続すれば、肌のターンオーバーも整い、肌質改善も期待できます。
肌の弾力・ハリ感アップ
ハイフの施術で肌を構成する大切な栄養素のコラーゲンが活性します。
コラーゲンが活性すれば、肌の弾力やハリ感が向上し、瑞々しい肌が叶います。
肌にハリがあると若々しい印象を受けますよね。
ハイフがおすすめな場合とそうでない場合
このように様々な効果があるなら「やってみたい!」と思いますよね。
しかし、中にはハイフの効果を感じ辛い人もいるようです。
あなたはどちらに当てはまるかチェックしてみてください!
おすすめの場合
- 30〜40代の顔のたるみが気になり出した
- フェイスラインをスッキリさせたい
- ほうれい線などのしわが気になる
- すぐに効果を実感したい
- ダウンタイムが短い方がいい
おすすめできない場合
- 10〜20代前半で肌のたるみを予防したい
- たるみが進行しすぎている
- 元々顔に脂肪が少ない
肌に炎症などの異常がある場合や、授乳・妊娠中などは施術を受けることができません。
また、治療後の肌は乾燥しやすく紫外線のダメージを受けやすい状態で、しっかりとした保湿と紫外線対策が必要になります。
それに加え激しい運動やサウナ、過度の飲酒も1週間ほど控えなければなりません。
外仕事で紫外線を避けられない、1週間もお酒を飲まないなんて無理!という場合もおすすめはできませんね。
もし自身での判断が難しい場合は、カウンセリングで相談してみることをお勧めします。
クリニックとエステサロン、効果に差はある?
ハイフの治療は主に
- 美容クリニック
- エステサロン
で受ける事ができます。
しかし、クリニックとエステサロンで全く同じ施術が受けられるわけではありません。
クリニックとエステサロンで受けるハイフにはどんな差があるのか見ていきましょう。
機械の差
クリニックとエステサロンでは照射方式の違う機械を使用します。
クリニックで受けられる医療用ハイフは焦点式で、1発ずつ点で高温照射する方法です。
同じ箇所に誤って照射してしまうと火傷をする恐れがあり、機械の操作技術が求められるため、医師や看護師のみ使用できます。
一方で、エステサロンで受けられるエステ用ハイフは蓄熱式で、熱を蓄熱することで脂肪や筋膜に作用する温度まで徐々に上昇させる方法です。
焦点式ハイフより、火傷のリスクがなく操作がしやすいため医療知識がなくても施術が可能です。
出力の差
クリニックとエステサロンでは、機械から出せる超音波の出力にも差があります。
一般的にエステサロンで受けられるハイフの出力はクリニックに比べて弱いです。
医療行為であるハイフを、医師や看護師でなくても安全に使用できるように制限されているからです。
出力が弱いと皮膚の深いところまで熱エネルギーを届けるのが難しくなります。
よって、エステサロンで受けるハイフより、クリニックで受けられる医療用のハイフの方が効果は実感しやすいと言われています。
効果・持続期間の差
機械、出力の差から、一般的に医療用ハイフよりエステ用ハイフの方が効果の実感は緩やかです。
それに対して、クリニックでの医療用ハイフは1回の施術で、施術後すぐに効果を実感できる人がほとんどです。
また、効果を実感できる持続期間にも差があります。
それぞれの持続期間は個人差はありますが、医療用ハイフで半年〜1年、エステ用ハイフで1〜2ヶ月です。
効果を持続させる為に、継続して施術を受ける場合は、
医療用ハイフで3〜6ヶ月に1回、エステ用ハイフで2週間から1ヶ月に1回が推奨されています。
痛み・ダウンタイムの差
出力の高い医療用ハイフはなんだか痛そうな気がしますよね。
確かに、出力が高い方が痛みを感じやすいと言われています。
エステ用ハイフでは、痛みに弱い方でも痛みを感じない程だそうです。
かといって、医療用ハイフも我慢できないほど痛いわけではありません。
皮膚が薄いところや、骨に近いところはチクチクとした痛みを感じやすいそうですが、基本的には強い痛みを感じることはないみたいですよ。
また、ダウンタイムにはほとんど差はなく、医療用・エステ用どちらも短いのが特徴で、施術後すぐにメイクをする事ができます。
安全性の差
ハイフは基本的に副作用も出にくく、リスクの少ない施術です。
しかし、まれに赤みやむくみなどの副作用が出るケースもあります。
一般的に症状は一時的で、経過とともに良くなります。
もし、施術中のトラブルや、副作用が長引いた場合は、医師がすぐに対処できるクリニックのほうが安全面で安心ですね。
価格の差
やはり、医療用ハイフの方が効果を期待できることもあり、価格は高くなります。
料金相場は、エステ用ハイフが1回3000円〜3万円、医療用ハイフが1回2万円〜60万円です。
医療用ハイフでもクリニックや使用する機械によって価格は違ってくるようですね。
クリニックとエステサロン、どっちがいいの?
クリニックのメリットは、
- 1回で効果を実感できる
- 効果が持続しやすいので、通う頻度が下がる
- 医師が施術してくれるので安心
エステサロンのメリットは
- クリニックより安価で通いやすい
- 痛みに弱い人でも気軽に試せる
といったところでしょうか。
低価格で少しハイフを体験してみたい、痛いのは絶対無理、というあなたはエステサロン、
1回でしっかり効果を実感したい、頻繁に通うのは苦手、というあなたはクリニックでの施術がおすすめです。
効果の持続性を考えると、クリニックでの施術の方がコストパフォーマンスも良いように思いますね。
それぞれの特徴を理解した上で、あなたに合った施術場所を選んでくださいね。
まとめ
ハイフの施術を受けるとこのような効果があります!
- リフトアップでスッキリとした印象に
- たるみが引き上がりシワ改善
- 毛穴・くすみ改善で透明感のある美肌に
- コラーゲンが増えて、肌の弾力とハリ感がアップ
ハイフは特に、しわやたるみが気になり出した30〜40代の方におすすめの施術です。
まだ肌がたるんでいない20代前半までの方は効果を実感しにくいかもしれません。
また、クリニックとエステサロンの施術では
- 使用する機械
- 超音波の出力の強さ
- 効果の持続期間
- 痛み
- 安全性
- 価格
など、様々な差があります。
皮膚を切らずに気軽にリフトアップを叶えるハイフ。
リスクは少ないと言われていますが、必ず出ないわけではありません。
信頼できる医師やエステティシャンを見つけてあなたに合った施術をしてもらってくださいね。