普段スーツはどのようにして手入れをしていますか?
仕事や冠婚葬祭などのさまざまな場面で着用することも多いので、汚れたりすることも多くなりますよね。
仕事で毎日着ていると洗濯のタイミングがなかなか難しいし、冠婚葬祭のときしか着てない場合はすぐに洗濯するのも面倒です。
クリーニングに出すのも料金がかかるし、店舗に持って行くのも仕事で忙しいときは大変です。
そこで、スーツを出す際は店舗と宅配のどちらのクリーニングが便利なのかを調べてみました。
スーツが汚れる原因
スーツのジャケットやズボンに白い汚れが不意についていることがありませんか?
このような汚れの主な原因は5つあります。
- 汗の塩分
汗で濡れたスーツをそのままにしておくと、汗の塩分が白い結晶のようになって付着してしまいます。
汗の汚れは放置してしまうと生地の劣化にも繋がってしまうので要注意です。
夏場は特に気をつけなければなりません。
- ホコリ
ホコリが目立ってしまうと汚らしく清潔感を欠いた印象になり、ブラックスーツでは特に目立ってしまいます。
また、スーツの虫食いや生地の劣化の原因にもなるので、なるべく早く除去することが大切になります。
- 歯磨き粉
毎朝スーツに着替えた後に歯磨きをしていたり、ランチの後にもしている習慣がある人は要注意です。
実は歯磨き粉は歯を磨いているブラッシングの力で結構細かく飛んでいます。
黒いスーツに付着してしまうと、白く点々とした汚れになって意外と目立ってしまいます。
- ガードレール
営業の外回り中で一息つくときにガードレールに腰掛けたりすることがあると思いますが、実はとても危険です。
ガードレールの白い塗料は服に付きやすい上に、油性なので家で水洗いをしてもなかなか落ちないので、お気に入りのスーツを着ているときには特に注意しましょう。
もし、つけてしまった場合は早めにクリーニングに出しましょう。
- ファンデーション
会社のお手洗いなどで慌てて化粧直しをしたときにうっかり付けてしまうのが原因です。
特に顔に近い場所である首周りや襟元、手で顔を触ったときに付く袖口などに付着することが多いです。
ファンデーションの汚れも基本的にはガードレール汚れと同じ油性なので、十分注意しましょう。
わたしは仕事中は私服が多いのですが、出張はスーツで行くことがあります。
「スーツを着てるし気をつけないと」と思っていても食事中にソースなどをこぼしてしまいます。
あと、顔をこすってファンデーションをつけてしまったりすることもあります。
スーツは家で簡単に洗えるものではないので注意するのですが、ついついやってしまうんですよね。
ソースの汚れはシミ抜きをする必要があり、ファンデーションの油性の汚れは家では落とせないので、早めにクリーニングに出すようにしましょう。
店舗型のメリット・デメリット
衣類を持ち込んで取りに行くタイプの店舗型クリーニングは商業施設やスーパーマーケットの中や独自の店舗として構えているところがあります。
メリット
- スタッフの顔を見られて安心感がある。
スタッフと顔を合わせてやり取りができる安心感があり、継続して利用することで信頼関係も築くことができます。
- 疑問など直接聞ける。
取り扱いは可能なものか、オプションは付けたほうがいいのかなどをその場で相談ができます。
- 仕上がりまでの期間が早い。
その日に仕上げてくれたり、次の日までには仕上げてくれる店舗が多く、すぐに必要な場合はとても便利です。
デメリット
- 持って行ったり受け取ったりするのが面倒。
出す衣類を自分で持って行ったり受け取りに行ったりしないといけないので、特に衣替えの時期には、大量な衣類を徒歩や自転車で持ち運ばなければならないのでとても大変です。
- 営業時間や店休日を確認する必要がある。
店休日は受け取りができないため、営業時間内に受け取る必要があります。
宅配のメリット・デメリット
宅配便を使ってクリーニングしたい衣類を工場に発送し、クリーニングを終えた衣類を宅配便で受け取れるサービスです。
メリット
- インターネットから注文ができる
- 衣類を持ち運ぶ手間がかからない。
- 時短になる。
宅配業者を通じて発送や引き取りができるため、外出する必要がなく時短にもなります。
- コート類などまとめて出すと割安になる。
コート類など1点あたりの料金が高いものをまとめて出したいときにはより安く利用できます。
- クリーニング料金が明確になっている。
料金がWebサイト上で表示されていることが多いため、事前に金額を確認してから出すことができます。
- 保管サービスを利用できる。
保管サービスに対応している業者が多く、オフシーズンの衣類をしまう場所に困ってしまう場合にとても便利です。
業者によっては保管サービスが別のプランとなっていたり保管期限も異なっているので、ホームページで確認しましょう。
デメリット
- 仕上がりまでの期間が長い。
配送の日数も加わるので仕上がりまでの期間は長くなります。
- プロに直接相談できない。
引き取りに来るのが宅配業者のため、その場でオプションなどについての相談はできません。
- 送料がかかることがある。
パック料金制を利用すると送料が無料の場合もありますが、単品料金制で一定料金以下の場合や、地域によって送料がかかってしまうこともあります。
それぞれの品質・仕上がり
店舗型と宅配を比べて品質や仕上がりがどちらのほうが良いとは一概には言えません。
店舗型クリーニングの中には高品質なサービスを提供するお店から激安店まであり、単に料金の安さだけで選ぶと技術が伴っていないこともあるので注意が必要です。
宅配クリーニングも同様に価格によって差が出る場合がありますが、宅配クリーニングの場合は地価の低い場所に自社工場を設けることにより料金を抑えているケースもあるため、料金が安いからといって技術が伴っていないとは限りません。
宅配クリーニングの品質を見極めるには、ホームページを見てチェックしてみましょう。
〈チェックする項目〉
- 検品をどのように行なっているか。
- 溶剤はどのようなものを使っているか。
- 乾燥はどのようにしているか。
それぞれの料金と仕上がりまでの期間
店舗型では1点あたりの料金が決まっており、宅配ではパック料金制になっているところが多くあります。
そのためどちらが安いのかをはっきりと比較することはできませんが、クリーニングに出す点数や種類によって異なります。
店舗クリーニングの場合、
- スーツ(上下セット)→1,000〜2,000円
- ワイシャツ→100〜500円
- コート→1,200〜3,000円
となっており、仕上がりは即日〜5日程度です。
ただし、即日仕上げを利用する場合は午前中に出しに行かなければならず、追加料金になることがあります。
また、シミ抜きや汗抜きなどのオプションも追加料金がかかる場合があります。
宅配クリーニングの場合は、パック料金制だとまとめて出せば1枚あたりが1,000〜2,000円程度なので、店舗型とあまり変わらない料金で利用でき、シミ抜きや汗抜きのオプションが無料で付いているので店舗型より安くすみます。
仕上がりは集荷などの日数をあわせると、1週間〜10日ほどかかります。
集荷キットが手元にある場合はすぐに宅配業者に渡すことができますが、初めての場合は注文して3日後にキットが届くので、その分の日数が加わります。
注文は24時間できるので、休みにあわせるなどいつでも注文することができます。
実は宅配クリーニングが便利!
「即日仕上げや翌日仕上げをしてくれるから、店舗型のほうが便利なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、宅配クリーニングのほうが便利なんです!
24時間注文できるので、自分のライフスタイルにあわせて出すことができます。
受け取り日時も指定ができるので、スーツを急いで受け取る必要がない場合は一時的に保管もしてくれます。
1つ1つ丁寧に検品してくれるので、自分が気づいていないシミをきちんと取ってくれたり、無料でボタンのゆるみ直しもしてくれるところもあります。
店舗型だと自分たちがお願いしたシミ抜き以外はしてくれないことがあったり、ボタンのゆるみ直しもしてもらえないので、宅配のサービスはとても便利です。
クリーニングしたものの梱包も丁寧にして自宅まで届けてくれます。
それぞれの衣類の長さに合わせて2つ折りや3つ折りにして、シワができそうな素材を上に置いたり緩衝材などを入れたりして、できる限りシワができないような工夫をしてくれます。
また、極端にシワになりやすい衣類の場合は、それぞれの素材や種類に合わせて最適な方法で梱包して発送してくれます。
利用しやすいオススメの宅配クリーニング
初めての場合も何回でも利用しやすい宅配クリーニングを3つ紹介します。
Lenet(リネット)
リネットは単品料金制になっており、使いやすく高品質です。
料金
- ジャケット/スーツ(上)→1,045円
- パンツ/スーツ(下)→726円
- ワイシャツ(つるし)→319円
- ワイシャツ(たたみ)→429円
- ネクタイ/リボン→605円
単品で出すことができるので、1枚からでも大丈夫です。
初回の利用だと送料は無料になり、通常会員・プレミアム会員ともにシミ抜きを無料でしてくれます。
プレミアム会員のサービス
- 1個口あたりの合計金額が2,090円以上→送料無料
- 朝イチ便・夜イチ便
- 翌日届け
- 毛玉取り・毛取り
- リファイン加工
- 抗菌防臭加工
- やわらか加工
- 預け用ダンボール
- スタンプカード
- 宅配ボックス・コンビニ預け
- リネット安心保証
ただし、朝イチ便・夜イチ便と翌日届けは東京都や神奈川県と千葉県の一部のみの利用で、北海道・沖縄は合計金額が5,500円以上で送料が無料になります。
プレミアム会員のプラン
- 月会費プラン→429円
- 年会費プラン→ 5,148円
なお、通常会員で2回目以降の送料は、1個口あたりの料金が11,000円以上で送料が無料になり、8,000円以上10,000円未満の場合は990円、8,000円未満の場合は1,980円の送料がかかります。
クリーニングは宅配でらくちん♪「リネット」リコーべ
リコーべはパック料金制でコースが3つあり、クリーニング技術を持ったプロの職人が行っています。
料金
- 衣類5点コース→11,550円(1枚あたり2,310円)
- 衣類10点コース→14,300円(1枚あたり1,430円)
- 衣類15点コース→18,700円(1枚あたり1,246円)
オプション(無料)
- シミ抜き
- 毛玉取り
- ボタンのゆるみ直し
- 再仕上げ
- 送料
- 長期保管
- 付属品
また、会員登録は無料でその日に使える2,500円分のポイントがもらえ、安く利用することもできます。
ワイシャツやネクタイは3枚で1点のカウントになるので、1度にまとめて出すことができます。
ただし、北海道・沖縄は・離島は4,000円の送料がかかります。
衣替えにおススメの10点パック(最長9カ月保管付・全品ダウン類もOK!)宅配クリーニング【キレイねっとライン】リナビス
リナビスもパック料金制で4つのコース以外にビジネススーツコースがあります。
料金
- 衣類3点コース→7,524円(1枚あたり2,508円)
- 衣類5点コース→9,405円(1枚あたり1,881円)
- 衣類10点コース→12,870円(1枚あたり1,287円)
- 衣類20点コース→21,780円(1枚あたり1,089円)
- ビジネススーツコース→5,247円
熟練の職人による手間ひまをかけた高品質のクリーニングをしてもらえます。
オプション(無料)
- 送料
- 12ヶ月保管
- シミ抜き
- 毛玉取り
- 再仕上げ
- ボタン修理
- クリーニング相談
- おせっかいの気持ち
ビジネススーツコースの仕様
- スーツ上3点、スーツ下3点の合計6点を出すことができる。
- 女性用スーツも対象。
- 汗抜き加工が標準装備でついてる。
オプション(有料)
- カビ抜き加工
- 撥水加工
- 臭わん加工
- 汗抜き加工(ビジネススーツコース以外)
北海道・一部離島は2,090円、沖縄は6,050円の送料がかかります。
上手にクリーニングを利用しましょう!
今回、スーツを出す際に店舗型と宅配のクリーニングはどちらが便利なのかを調べてみました。
店舗型はスタッフの方と直接やり取りができるので、預ける際に安心感があります。
ただ、店舗型は家の近くにないことが多く時間が合わないこともあったので、「出したいな」と思ったときになかなか出しに行きづらいことがありました。
宅配クリーニングだと家で集荷ができ受け取り日時の指定もできるので、受け取り忘れがないのも便利ですよね。
急ぎの場合もありますが、メンテナンスもしてくれるので宅配のオプションはとてもありがたいです。
宅配クリーニングを上手に利用して、スーツを綺麗に着こなしていきたいですね。