ダウンといえばあったかいしおしゃれだし冬の定番ですよね。
高級なダウンコートはとてもおしゃれで、着ているだけで気分が高まってきます!
「そろそろ洗濯しようかな」と思いますが、どのような洗濯方法がいいのかわからず。
そこで、ダウンのお手入れはどのようにすれば良いのかを調べてみました。
ダウンって何?
そもそも、ダウンとはどんなものなのか知っていますか?
わたしはアパレル業界に勤めるまで、「綿入りのアウターだよね」と思っていました。
綿が入っていないわけではないのですが、実は微妙に間違っているのです。
ダウンとは、水鳥の羽根と羽根の間に生えている丸い球状になった綿毛(ダウンボール)を使用したアウターのことです。
タンポポの綿毛のような形をしていて、羽軸を持たないので柔らかいという特徴があります。
それに毛と毛がお互いに絡み合わない特徴もあるため、空気を大量に溜め込むことができるのです。
綿毛に大量の空気を溜め込んでふんわりとかさ高くなり、その空気が断熱保温材となって暖かくなっています。
羽毛は吸放湿性に優れた素材でもあり、衣服内の湿度を調整する機能もあります。
ダウン以外にもフェザーが混ざって入っており、フェザーを混ぜることでアウターの形を保つ効果があります。
水鳥の羽毛は油分が含まれており、ドライクリーニングをするとその油分が含まれてしまい、保温効果が半減してしまいます。
店舗型はドライクリーニングでの洗濯方法が多く、戻ってきたときに「あれ?」と思うことがあります。
宅配の場合は届いてから検品をして決めるので、それぞれの服に合った洗濯方法を使ってくれます。
保温効果を維持するためにも、クリーニングにお願いしたほうが良さそうです。
家で洗濯しても大丈夫?
家で洗うことができますが、注意点がいくつかあります。
①洗濯表示を確認する。
全てのダウンが洗濯できるとは限りません。
洗濯表示を見て、家で洗濯しても大丈夫かを必ず確認してください。
家での洗濯が大丈夫な表示
上の4つのマークは家での洗濯が可能です。
桶に数字が書いてあるマークは「その温度で洗う、洗濯機を使うことができる」という意味です。
桶の下にある線が多いほど、洗う強さを弱くする必要があります。
手が入っているマークは「手洗いしかできない」という意味です。
家での洗濯ができない表示
この表示がある場合は家での洗濯はできないので、クリーニングに出しましょう。
②表地の素材も確認
洗濯表示だけではなく、表地の素材にも注意が必要です。
家で洗濯ができるもの
- ナイロン
- ポリエステル
家では絶対洗濯できないもの
- レザー
- フェイクレザー
自宅で洗うと色落ちしたり革が劣化したりするので、絶対に家で洗ってはいけません。
家での洗濯はしないほうがいいもの
- ウール
- シルク素材
水に濡れると縮んでしまうので、家での洗濯はオススメできません。
異素材ミックスでシームレスタイプのものは要注意で、くっついている部分が剥がれてしまうことがあります。
③洗濯にも注意が必要
家で洗うときにはまず事前の準備が必要になります。
手洗いの場合
襟や袖口などの汚れている部分は事前に汚れを落としておきます。
その際に使う洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤にしましょう。
押し洗いをして、脱水は1分以内にしてください。
長時間の脱水は中綿が固まってしまうので注意しましょう。
洗濯機の場合
畳んでネットに入れ、洗濯槽に水をためてしっかり沈めて、おしゃれ着洗剤を入れ手洗いコースを選びます。
脱水は30秒で止めて、中綿をほぐすを3回ほど繰り返します。
洗濯機でも一気に脱水すると中綿が固まってしまうので、注意しましょう。
干すときは、直射日光が当たらない、風通しのよい場所にします。
1日経ったところで、上下に振ったり手で叩いたりして、さらに1〜2日干します。
この一手間でふわふわに仕上がりますが、完全に乾くまでには2〜3日ほどかかります。
このように、ダウンを家で洗う場合は注意点が結構あり、仕事で忙しいときや子育てで時間が取りづらいときには、かなりの手間になります。
干し方にも工夫が必要なので、枚数が多いときはとても大変です。
それに洗い方を間違えると、中綿が潰れてしまい保温効果も半減してしまいます。
長く着るためにも、クリーニングに出してプロの力を借りたほうがいいです。
クリーニングに出す頻度
冬の間に大活躍してくれるダウンは、シーズン終わりには必ず出すようにしましょう!
クリーニングに出してから片付けるのが鉄則です!
また、シーズン終わりに出すのは最低限の目安になります。
襟や袖口の汚れ・ワキの臭いが気になったときには、迷わず出すようにしてください。
ダウン製品は明確な目安や頻度がないので、どんな状態なのかを自分で把握しておくことが必要です。
「自分はどこを汚してしまうのか」を明確にしておきましょう。
クリーニングの料金相場や期間
平均相場は2,000〜3,000円となっています。
単品料金制の場合は一定の料金を超えないと送料がかかってしまう場合があります。
パック料金制の場合は5点や10点などまとめての料金なので1枚あたりは安くなり、送料は無料の場合が多いです。
ブランドのダウンでもまとめて出すことができるので、店舗型で出すよりも安い金額で出すことができます。
クリーニング期間は集荷などを含めて、1週間〜10日ほどかかります。
保管サービス付きだとシーズン終わりに出した場合は、次のシーズンまで保管してもらえるのでクローゼットもスッキリできます。
保管期間は異なるので、それぞれのホームページを確認してください。
オススメのクリーニング
洗濯が難しいダウンはふわふわに仕上げてくれたり、次のシーズンまで保管してもらえるところが便利です。
特にオススメの2つを紹介したいと思います。
リナビス
必ず職人の目で最適な洗い方を判断してもらえるので、わたしたちが気づいていない部分までキレイにしてくれます。
高級ブランド品も含めることができ、標準のオプションも多いです。
料金
- 衣類3点コース→7,524円(1点あたり2,508円)
- 衣類5点コース→9,405円(1枚あたり1,881円)
- 衣類10点コース→12,870円(1枚あたり1,287円)
- 衣類20点コース→21,870円(1枚あたり1,089円)
レザーを使っている場合は、
- 皮革衣類クリーニングコース→15,400円
があります。
ただし、このコースは1点の注文になり、色補正やカビ抜き加工・撥水加工は有料です。
オプション
- 送料無料
- 12ヶ月保管無料
- シミ抜き無料
- 毛玉取り無料
- 再仕上げ無料
- ボタン修理無料
- クリーニング相談無料
- おせっかいの気持ち
衣類クリーニングは5つの加工も標準でついています。
- 抗菌加工
- シワ予防加工
- 柔軟加工
- 毛玉防止加工
- 静電気防止加工
送料
無料となっていますが、北海道や一部の離島は別途2,090円、沖縄は別途6,050円がかかります。
Nexcy(ネクシー)
老舗のクリーニング工場で熟練の職人の元、洗いと仕上げを時間をかけて丁寧にしてくれます。
1点から出せる「Nexcy Day」と、保管サービス付きでパック料金制の「Nexcy Season」の2つのクリーニングがあります。
通常会員とプリモ会員があり、通常会員は月額無料、プリモ会員は月額220円です。
Nexcy Day
料金
〈通常会員〉
- ダウンベスト→2,200円
- ダウンジャケット→2,750円
- ダウンコート→3,300円
- ダウンライナー(付属品)→1,100円
〈プリモ会員〉
- ダウンベスト→1,980円
- ダウンジャケット→2,475円
- ダウンコート→2,970円
- ダウンライナー(付属品)→990円
プリモ会員はいつでも10%OFFになります。
オプション
〈通常会員〉
簡易的なシミ抜きは行ってくれますが、ほかのオプションはありません。
〈プリモ会員〉
毛玉取り・軽微な修理・シミ抜きを無料で行ってくれます。
シミ抜きは簡易的なものではなく、きちんとしてくれます。
全ての会員で、素材や装飾による追加料金はありません。
送料
〈通常会員〉
7,000円以上で送料が無料になります。
7,000円に満たない場合は一律2,200円(北海道・沖縄は3,300円)がかかります。
〈プリモ会員〉
- 九州・四国・中国・関西エリア
- 関東・信越・東海・北陸エリア
→4,000円以上で送料が無料。
- 東北エリア
→5,000円以上で送料が無料。
- 北海道・沖縄エリア
→6,000円以上で送料が無料。
それぞれの料金に満たない場合は、
- 九州・四国・中国・関西エリア
- 関東・信越・東海・北陸エリア
- 東北エリア
→別途1,650円の送料がかかります。
- 北海道・沖縄エリア
→別途3,300円の送料がかかります。
住んでるエリアによって細かくわかれているので注意してください。
Nexcy Season
保管サービス付きでスタンダードプランとプレミアムプランがあり、プランや会員の状態によって受けられるオプションが異なります。
料金
〈スタンダードプラン〉
- 7着コース→10,450円(1枚あたり1,493円)
- 10着コース→12,650円(1枚あたり1,265円)
- 15着コース→18,150円(1枚あたり1,210円)
〈プレミアムプラン〉
- 7着コース→16,940円(1枚あたり2,420円)
- 10着コース→22,000円(1枚あたり2,200円)
- 15着コース→29,700円(1枚あたり1,980円)
オプション
〈スタンダードプラン〉
- 基本のクリーニング
- 保管料金無料
- 手仕上げ
- 抗ウイルス加工
毛玉取り・軽微な修理・シミ抜きはプリモ会員に入っていない場合、簡易的な作業になります。
〈プレミアムプラン〉
- 基本のクリーニング
- 保管料金無料
- 手仕上げ
- 抗菌・防虫・防臭
- 防シワ
- 不織布カバー
- 専用ハンガー
- 抗ウイルス加工
スタンダードプランと同様、毛玉取り・軽微な修理・シミ抜きはプリモ会員に入っていない場合、簡易的な作業になります。
Nexcy Seasonでも全ての会員で、素材や装飾による追加料金はありません。
また、保管期間は最長で7ヶ月です。
送料
利用するコースに限らず無料ですが、一部の地域や北海道・沖縄・離島は別途送付手数料が1,100円かかります。
また、長期不在や転居によって荷物がNexcyに引き返り、再度発送になった場合は別途送料を負担する必要があります。
再送付の送料は1,980円(北海道・沖縄は2,860円)となっています。
【ネクシー】宅配クリーニングダウンはプロにお任せしよう!
今回はダウンのお手入れはどのようにすれば良いかを調べてみました。
ダウンは安価なものから高級ブランドのものまで幅広くあります。
コートの下に着ることもできかなりの頻度で活躍していたので、改めてお手入れは大事だなと思いました。
- 洗濯表示を確認する。
- 表地を確認する。
まずはこれが最優先で必要です。
家での洗濯もできる場合がありますが、失敗してしまうと全く着られなくなってしまいます。
長く着ていくためにも、シーズンオフにはプロにお手入れをしてもらいましょう!