
最近では、家から一歩も出ることなく利用できることから、宅配クリーニングの需要が増え、様々な業者がみられるようになりました。
宅配クリーニングは、段ボールに服を詰め集荷を依頼し発送するというものですが、衣服の詰め方に迷った経験はありませんか?
段ボールに詰めた際に服がほつれてしまわないか心配になりますし、
指定された段ボールに詰められなかった分は余分に料金がかかる業者もあり、毎回試行錯誤しています。
そこで今回は、同じように悩んでいる方の助けになるよう、衣服の詰め方についてお話していきます。
集荷用段ボールのサイズはどれくらい?
集荷に使用される段ボールは、幅+長さ+高さの3辺の合計が120cmの一般的なものが使用されている場合が多いようです。
しかし、3辺の合計が100cm程度の物を使用している業者もあり、様々です。
120cm程度の段ボールに入る衣服は、冬物のトップスなど厚手のもので20枚程度。
ただし、アウターをクリーニングに出す場合は、段ボールに入る枚数は少なくなります。
また、100cm程度の段ボールになると、アウターは数枚しか入らないため、追加で段ボールを用意する必要があります。
指定された段ボールに入りきらないとどうなるの?
では、指定された段ボールに衣服が入りきらない場合は、どのような対応になるのでしょうか?
「自分で段ボールを用意し、追加配送料を払うことになり高くついてしまった。」
というい友人がいました。
詳しくお話していきますね。
段ボールの用意が必要
指定された段ボールに入らなかった場合は、自分で段ボールを用意する必要があります。
ホームセンターであれば、必要な分だけを購入することができます。
しかし、ネットでの購入だと10枚単位で販売されている場合が多く、余ってしまいます。
逆にネットであれば家から出る必要はありませんが、ホームセンターに行くとなると時間を費やさなければなりません。
平日に休みを取ることができれば良いですが、休日のホームセンターは家族連れで訪れている人が多く、混んでいます。
その中を段ボールを持って歩くのは大変ですよね。
友人の旦那さんでも、段ボールを持ったまま他の人に当たらないように歩くのは大変だったそうです。
段ボールの配送料は?
パック価格に送料が含まれていたり、送料無料を謳っている業者が増えてきていますが、追加の段ボール代は自費になることがあります。
業者にもよりますが、120cmの段ボールですと、1,500~1,900円の配送料がかかってしまいます。
せっかく安く便利に済むはずの宅配クリーニングが、高くなってしまったら悲しいですよね。
衣服を守りながら1箱に詰める方法
また、友人は段ボールで服を汚してしまい後悔したこともあるそうです。
それをふまえて、衣服を守りながら1箱に詰める方法をお伝えします。
段ボールで衣服が汚れる!?
友人は以前、タンスを買い替えたときに一時的に段ボールに衣服を保管したことがあるそうです。
何かあったときのために。と残しておいた段ボールでした。
しかし、その段ボールにカビがついていたことに気が付かないまま衣服を詰めてしまったため、汚れが付いてしまったのです。
また、外側に服が付かないよう気を付けていたみたいですが、気付かないうちに段ボールのインクもついてしまったとか。
段ボールのインクは通常の洗濯では落ちにくいため、特殊しみ抜きが必要な場合もあるくらいで、落とすのに苦労したそうです。
さらに、段ボールに衣服をそのまま入れたことで、スカートの裾を引っかけてしまうこともあるみたいです。
段ボールに衣服を詰めるのは簡単なようで、意外と気を使うべきところは多いですね。
こういった事態にならないための詰め方を下記でお伝えしていきますね。
段ボールに衣服を詰める前に袋に入れる
もちろん業者から送られてくる段ボールは新しく綺麗なものですが、
段ボールの原料には多くの酸が含まれているため、時間とともに段ボール内が酸化していきます。
また、湿気を吸いやすい段ボールの中は、カビや細菌が発生しやすい環境にあります。
そのため、湿気の多い時期に、なかなか集荷依頼ができず、衣服を入れたままにしてしまうとカビや汚れがついてしまう可能性があります。
綺麗な段ボールであっても、裾などを引っかけてしまう可能性もありますよね。
そのため私は必ず、衣服を大きめの袋に入れてから、段ボールに詰めるようにしています。
そうすることで衣服を汚すことも傷つけることもなく詰めることができます。
衣服を入れる袋は、水や汚れに強く、安価で手に入りやすいビニール袋がおすすめです。
服は畳まない
ニットやアウターなどの厚めの素材のものは、畳むとうまく入れきることができません。
厚手のものを畳むとさらに分厚くなりますし、何も入らない無駄な空間が出来てしまいます。
そのため畳まずに広げた状態のまま、上に重ねていくようにして詰めていく方がいいと思います。
袖や裾など、段ボールから出てしまうような長い部分のみ折りたたむようにしていますが、
裾の長い服が多いと、折りたたんだ部分が分厚くなってしまいます。
そのため、1枚ずつ上下を逆にしながら重ねていくことで、片側だけが分厚くならないようにしています。
また、この方法は厚手の服だけではなく、シルエットを崩したくない服にもいいですね。
クリーニング後にシルエットを復元してくれるサービスもありますが、すべての業者がそういったサービスをしているわけではありません。
また、技術にも差があるため、型崩れを少しでも軽減させるために畳まずに詰める方法を知っておいたほうがいいと思います。
圧縮袋を利用する
コートを多めにお願いするなど、どのような方法で詰めても入りきらない場合におすすめなのが圧縮袋です。
あまり型崩れの気にならないニットなどを圧縮袋に入れ、
その上からダウンやコートなどのアウターや、型崩れさせたくない衣服を上記の方法で畳まずに詰めると、入る枚数が格段に増えます。
また、圧縮袋は100円均一でも販売されているため、新たな段ボールを用意するよりも圧倒的に安く済みます。
圧縮袋に入れることによるしわが気になる方もいるかもしれませんが、
クリーニング後、しっかりとしわを伸ばしてから返送してくれるため、心配はいりません。
まとめ
- 集荷用段ボールは、幅、長さ、高さの3辺の合計が、100~120cm程度のもの。
アウターは数枚しか入らない。 - 集荷用段ボールに入りきらない場合には、自分で段ボールを用意。
別途送料がかかる場合あり。 - 段ボールにそのまま衣服を詰めることで、インク汚れや裾を引っかけてしまうといったトラブルが発生する可能性がある。
- 段ボールに詰める前に衣服を大きめの袋に入れることでトラブルを回避できる。
- 衣服を入れる袋は水や汚れに強く、安価で手に入りやすいビニール袋がおすすめ。
- 服は畳まずに詰めることで、型崩れなく枚数も入る。
- どうしても入りきらない場合には、一部を圧縮袋に詰め、上からアウターなどを重ねて入れていくことで収納可能。
衣服を詰める=畳む、と考えがちですが、畳まずに詰める方が入りきる場合もあります。
便利で安価な宅配クリーニングの魅力を最大限利用できるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。