高級感のある素材が人気のレザーですが、ケアや保管場所に迷ったことはありませんか?
ケアせずに放置しておくと、あっという間に傷んでしまうのがレザーです。
カビが生えることだってあるんですよ。
そこで今回は、レザーアイテムのケアや保管の方法についてお伝えしていきますね。
レザーにもいろいろある?
レザーには様々な種類があります。
それぞれの特徴を知った上でケアを考えていきましょう。
リアルレザーとは
本物の動物の皮を永く保つように加工して作られたもので、本革や天然皮革も同じ意味で使われています。
丈夫で使いやすい牛革が一般的ですが、ワニや豚など種類により質感や強度などが異なり、種類は様々です。
リアルレザーは、使えば使うほど味が出てくることが良さですが、動物愛護の視点から反対する声もあがっています。
また、高価なことが特徴です。
フェイクレザーとは
合成皮革のことです。
名前 | フェイクレザー(合成皮革) | レザー |
種類 | PUレザー | PVCレザー |
表面の素材 | ポリウレタン樹脂 | 塩化ビニル樹脂 |
上記の表の様に、材料に違いがありますが、最近ではどちらもフェイクレザーと表記される場合が増えてきています。
フェイクレザーのメリットはリーズナブルであり、お手入れも簡単なので普段着にするのにベストです。
動物愛護の観点からもあえてフェイクレザーを選ぶ方も多いです。
ただ、リアルレザーは寿命が10年と言われているところ、フェイクレザーの寿命は3年ほどと消耗品であるというデメリットもあります。
エコレザーとは
エコレザーは、本革を使用していますが、リアルレザーを加工した際に出た切れ端を、天然素材や樹脂などと混ぜて作られたものです。
フェイクレザーよりも、リアルレザーに近いものになりますが、本革の切れ端を使用し、環境に優しいものになります。
また、フェイクレザー同様、樹脂などを混ぜて作るため、混ぜる原材料により、異なる質感や色味をつくることができます。
しかし、混ぜる原材料によっては、リアルレザーよりも経年劣化がみられる場合があります。
また、エコレザーはいくつかの条件を満たさないと認定されないようです。
おしゃれなレザーはデリケート
様々な種類があり、おしゃれを楽しめるレザーですが、デリケートなため、しっかりケアをしていく必要があります。
リアルレザーの注意点
本物の動物の革を永く保つように加工しているため、耐水性が弱く、革自体がカビのエサとなり、湿気があれば繁殖してしまいます。
また、徐々に水分や栄養分が抜けていきますので、乾燥し着たときのごわつきやひび割れが気になるようになります。
そのため、日常的なケアが必要になります。
フェイクレザーの注意点
上記で説明したように、フェイクレザーは原料が樹脂のため、空気中の水分に触れることで化学反応(加水分解)がおき、ひび割れやごわつきが気になるようになります。
耐水性が強いとされているのがフェイクレザーですが、経年劣化を少しでも防ぐためには日常的なケアが必要になります。
エコレザーの注意点
エコレザーは天然皮革や樹脂を使用しているため、リアルレザーとフェイクレザー、両方の注意が必要になります。
リアルレザーよりは安価ですが、ケアには時間がかかります。
自宅でお手入れするなら
自宅でお手入れする方法もあります。
リアルレザーのお手入れ
- 濡れたタオルで汚れを取る
- 落ちない汚れをブラシで擦る
- 日陰干しする
- レザー用保湿剤を塗る
- 手でもみ洗いをする
- すすぎを2〜3回行う
- バスタオルを使用し脱水する
- 日陰干しする
- レザー用保湿剤を塗布
リアルレザーは干す工程が2回あるので、洗濯に丸一日かかってしまいます。
フェイクレザーのお手入れ
- 桶の中に水とおしゃれ着用洗剤をいれる
- 柔らかい布を①で濡らす
- 固く絞った②で全体をよく拭く
- 洗剤が残らないよう、綺麗な水で濡らした布で数回拭く
- 柔らかい布で水分を拭き取る
- 日陰干しする
エコレザーのお手入れ
- 濡れたタオルで汚れを取る
- 落ちない汚れをブラシで擦る
- 日陰干しする
- レザー用保湿剤を塗る
- 手でもみ洗いをする
- すすぎを2〜3回行う
- バスタオルを使用し脱水する
- 日陰干しする
- レザー用保湿剤を塗布
リアルレザーと同様のケアが必要になるため、エコレザーもケアには一日ほどかかります。
リアルレザーやエコレザーに比べると、フェイクレザーの方が作業工程が少ないですが、どちらも手間と時間がかかりますよね。
そこでおすすめなのが、宅配クリーニングです。
ケアが難しいレザーは宅配クリーニングを活用しよう!
革専門クリーニング
革専門の宅配クリーニング店にお任せすることだって可能です。
こちらは、80年以上革製品の制作・販売・修理をしてきた「KADOYA」が始めた宅配クリーニングです。
ドライクリーニングが主流の革製品を、革専用特殊ソープを使用し水洗いまでしてくれます。
お値段も8,800円〜、とリーズナブルです。
革専門クリーニング「リフレザー」|Ref Leather Produced by …
保管までしてくれるクリーニング店
次に使用するまでの保管場所に困る場合には、お預かりをしてくれクリーニング店もあります。
- 1枚〜、クリーニング可能
- 安心保証あり
- 最短2日でお届け可能
- 7,700円〜、とリーズナブル
- 5点〜、最長8ヶ月のお預かりが可能
と、おすすめポイントがたくさんあります。
プレミアムな仕上がりをご体験ください【リネット保管】まとめ
- リアルレザーは本物の革、フェイクレザーとは人工革のことで、エコレザーは両方を混ぜた素材で環境に配慮し作られている
- レザーは、カビやひび割れなどのトラブルが発生しやすい
- 自宅での洗濯や保管や手間や時間がかかるので、宅配クリーニングがおすすめ
- 宅配クリーニングは、自宅にいるだけで対応できる
- 専門性やクリーニング後の保管の可否など、自分にあった業者を選ぶことができる。
お気に入りのレザーが、しっかりとケア・保管できずに駄目になってしまっては、悲しいですよね。
自分で難しい場合はプロに任せてみましょう。