
「安くて使い勝手のいいエアコンに買い換えたい」
そのためのエアコン選びのポイントをご紹介します。
又、おすすめ機種についても紹介していますから、ご家庭に合ったピッタリのエアコン探しの手助けになりますよ。
快適なエアコンを手に入れて、暑さ寒さを乗りきりましょう。
エアコン選びに欠かせない必須ポイント
まず、エアコン選びで絶対に欠かす事の出来ないポイントをお伝えします。
- コンセントの形状と必要な電圧・A(アンペア)を確認する
- コンセントの定格容量(1500W等と書いてある数字)を確認する
- 室内機、室外機のサイズ確認と設置場所確保をする
- 適用畳数を確認する
これらは、ちゃんと確認しないとエアコンの性能と部屋が合っていなくて空調機能を発揮しきれなかったり、そもそも使えないという事態になってしまいます。
コンセント形状と必要な電圧・Aを確認する
エアコンは機種毎にプラグ形状が異なる場合があります。
以前のエアコンとプラグ形状が合致しない時は、工事をしてコンセント形状を変更する必要が出てきます。
又、エアコンのサイズによって必要な電圧等も変わります。
ですから、あらかじめコンセント形状や、ブレーカーボックスの蓋を開き、電圧やアンペアを確認しないと失敗しますよ。
確認したら、必要に応じ業者に依頼しておきましょう。
以前と同じ形状のプラグや電圧で使える製品を選ぶのも手です。
エアコンで使われている代表的なコンセント形状は、下図になります。
ご自宅のコンセント形状を確認する際の参考にして頂ければと思います。
尚、下側にある図は、上のコンセント形状を表すための記号です。

コンセントの容量を確認する
大元のブレーカーの能力を確認したら、次はコンセントの定格容量を確認します。
電圧が正しいか、今使っている電気製品のワット数+エアコンの消費W数以下かを確かめておきます。
定格を超える可能性もあるので、なるべくタコ足配線せず、一つの差込口にエアコンだけ挿した方がよいでしょう。
コンセントの容量を超える場合、業者に依頼し工事を手配します。
室外機の分もあるので、室内機だけで考えない様に!
室内機、室外機のサイズ確認と設置場所確保をする

エアコンのサイズや重さがアップする場合、
- 取り付け場所や金具の強度が十分あるか
- 室内機のサイズが収まりきるか
- 室外機のスペースが確保出来るか
上記の点を確かめておく必要があります。
又、冷房・暖房どちらをメインで使うかに合わせ、室外機を置く位置を適宜変更します。
室外機は冬は低温、夏は高温になると、能力が落ちてしまいます。
室内機、室外機どちらかの能力が落ちると、もう一方も十分能力を発揮出来ません。
結果、室内機の能力も落ち、効きが悪くなってしまいます。
冷房中心なら日光を避け、暖房中心なら日当たりを確保すると、性能を引き出しやすくなります。
適用畳数を確認する
適用畳数が「8~12畳」とある場合、木造では8畳、鉄筋では12畳の部屋まで適応出来ます。
ここで失敗しないための要注意点があります。
実は、同じ1畳でも、建物によって広さが違うんです。
一般的には4種類の広さがあり、それぞれ
- 江戸間(約1.55平米。176cm×88cm)
- 京間(約1.82平米。191cm×95.5cm)
- 中京間(約1.66平米。182cm×91cm)
- 団地間(約1.45平米。170cm×85cm)
になります。
ところが、エアコンに限らず、家電メーカーが示している畳数は、1畳約1.65を基準としている場合も多いのです。
ですから、自室の適用畳数より2畳程大きい機種を選ぶ必要があります。
ちなみに、人は寒さをより感じやすい傾向にあり、エアコンへの不満は暖房期の方が多いそうです。
又、暖房は冷房に比べて、適用畳数が小さくなります。
省エネ性能等もしっかりチェック!
次に、必須ではないものの、なるべくなら確認しておいた方が良いポイントについて説明します。
最低限、
- 省エネ性能
- お手入れ方法
の点は確認しておいた方が良いでしょう。
省エネ性能
エアコンには、省エネの目標基準値が定められており、これが高値なほど、省エネ性能が優れています。
又、省エネ基準達成率もあり、数値か星の数で示されます。
星の数が5段階あり、5が最高評価となります。
星の数が多い製品ほど、高い省エネ性能を持ちます。
APFも意識する
APFとは、一年間に使うエネルギーの消費効率の事で、車に例えると燃費に値します。
これが高値な程、効率良くエネルギーを使えている事になります。
ですので、APFも意識して選ぶようにしましょう。
お手入れ方法
価格や畳数ばかりに目がいって、意外と見落とされがちなのが、お手いれ方法です。
エアコンは長く使う物ですから、お手入れのしやすさは大事なポイントとして選ぶ段階から意識すると、後々楽になります。
お掃除しようと中を開けたら「中がカビだらけで真っ黒だった」なんてなったら嫌でしょう?
そうなる前に先手を打っておくことが重要です。
最近は自動でクリーニングを行ってくれる機種も多くあります。
又、自動熱交換器洗浄機能が付いている機種もあります。
これは、冷房や除湿運転をした際に発生する水で内部の汚れを洗い流し、内部にカビが生えるのを抑制してくれる機能です。
こういった機種は、お掃除の手間を減らせるのでおすすめします。
安く購入するためのポイント
お待たせ致しました!
ここからは、安く抑える上でのポイントをお伝え致します。
安く上げるためには、
- 工事費や電気代も考慮にいれて機種を選ぶ
- 割引きやポイント還元、保証のある所で買う
- 需要が高い時期には買わない
- 中古品を探す
- 今使っている機種の買い取り可否を確かめる
- 余分な機能を含まない物を選ぶ
- エアコンの寿命を把握しておく
の点を意識しましょう。
工事費や電気代も考慮にいれて機種を選ぶ
エアコン選びは室内機だけでは決められません。
工事費用も馬鹿になりませんから、安く抑えられる所を選びましょう。
ネット通販だと、工事費を含まない事も多いので、別途自分で工事を依頼しなければならず、逆に割高になるケースもあります。
さらに、本体が原因で故障する場合と、工事を間違えて故障する場合があり、問題を複雑化させるケースも多いです。
トータルすると、家電量販店で購入した方が安く収まる場合も多くありますから、こちらをおすすめします。
又、購入費は安く上がったものの、「後々の電気代で費用がかさんだ」といった話も良く耳にします。
ですから、後で「こんなはずじゃなかった」とならない様にしておく必要があります。
その為には、あらかじめ各種費用や工事などの内容を「見える」状態にしておきましょう。
尚、工事費は平均して1〜2万円位になる場合が多いようです。
割引きやポイント還元、保証のある所で買う
購入時に割引きやポイント還元の有無は大きな差となります。
特に、複数台買うなら、まとめ買い割引きをしてくれる家電量販店がおすすめです。
又、家電量販店なら長期保証を付けられます。
ネット購入品は基本的にメーカー保証は1年間のみとなっており、その後万一故障した場合、万単位で出費が増える事になります。
しかも、自分で業者に依頼する必要がある場合も多く、工事費が追加で掛かります。
家電量販店なら、保証期間内なら工事費込みで無料修理してくれます。
ですから、上記でも説明した通り、家電量販店での購入するのがベターです。
需要が高い時期には買わない
エアコンを購入する時期も大事です。
夏場や冬場の需要が高い時期には、当然値上がりしますし、春秋の比較的使わない時期には値下がりします。
特に、9月〜10月が狙い目です。
需要が一段落する上、新製品の発売時期が近いこともあり、値段もぐっと安くなるからです。
尚、新製品の購入を検討するなら、新製品の価格が落ち着いてくる4月~5月をおすすめします。
中古品を探す
リサイクルショップで中古品を選ぶのも手です。
特に、夏等に壊れてしまいすぐに必要になった場合、こういった場所で探すのが得策です。
その際の保証や工事費等のチェックも忘れずに。
但し中古の為、使い始めは以前使っていた家の臭いが出る事もあります。
ですから、あまり臭いが気にならない人向けの選択肢です。
今使っている機種の買い取り可否を確かめる
新品を買えば、当然今使っている物は売るか、他の部屋に転用する事になります。
その際、室内機、室外機の買い取り可否や、追加での工事が安く上がるか、も確認しておく必要があります。
購入した店舗で買い取り出来ない場合、自分で買い取り業者に依頼するのも良いでしょう。
余分な機能を含まない物を選ぶ
機能が豊富になればなる程、当然高くなります。
上記のポイントを意識した上で、必要最小限の機能を持つ機種をえらぶのがベター。
高機能で低価格な物はそれなりに理由がありますから、きちんと理由を確認しておいてくださいね。
エアコンの寿命を把握しておく
物はいつかは壊れます。
エアコンも例外ではありません。
ある程度年数が経っている場合、買い替えを意識しても良いでしょう。
説明書や室内機等にも使用年数が書いてありますから、確認しておくと良いです。
ちなみに、エアコンの平均寿命は13年といわれています。
下記に、エアコンの買い替えサインを記載しました。
- 吹出口から異臭がする
- 異音がする
- エアコンの効きが悪くなった
- 室内機から水漏れする
- リモコンの効きが悪くなった
- ブレーカーが落ちる
上記症状が出たら、早めに買い替えを検討した方が無難です。
突然壊れると選択肢が狭くなる分、出費も多くなりますからね。
おすすめなエアコンはこれ!
最後に、下記の様なケースを対象に、手頃な価格で買えるおすすめ機種について紹介します。
- 設置スペースがとれない、お手入れする時間がない場合
- 臭いが気になる、お手入れする時間がない場合
では、順に見ていきましょう。
設置スペースがとれない、お手入れする時間がない場合
あまりスペースが取れない部屋や、敷地が狭い家に住む方、お手入れに時間をかけられない方には、こちらがおすすめです。
白くまくん RAS-AJ22K
CMでも知られたあの白くまくんのAJシリーズの2020年モデルになります。
コンパクトでシンプルなので、設置スペースが取れない場合でも、すっきり収まります。
低い温度でも除湿出来る機能や、内部クリーン機能が付いており、運転後自動で内部を乾燥するのでカビも生えにくくなります。
切タイマーは30分、又は1~9時間の間で1時間単位で設定出来ます。
入タイマーは30分、もしくは、1~12時間の間で1時間単位で設定出来ます。
臭いが気になる、お手入れする時間がない場合
臭いに敏感な方や、お手入れに時間をかけられない方には、こちらがおすすめです。
エオリア CS-220DFL
こちらも有名機種エオリア の2020年モデルです。
パワフルでシンプルながら充実した機能を持っています。
運転を終了するたびに内部のクリーンアップ機能が働き、臭いを除去して、カビも抑制してくれます。
おかげで、お掃除の手間が軽減出来、その分の時間をやりたい事にあてられますよ。
外出先からのスマホを用いた操作も出来ますから、消し忘れも防げますし、帰る直前にON出来るから、電気代も抑えられます。
又、この機種の室外機は高気温に適応しており、日差しが強い場所にしか室外機をおけない場合でも、あまり性能が落ちません。
ですから、夏場も快適に過ごせます。
エオリア CS-220DFL
まとめ
ここまでのポイントをおさらい致しますので、もう一度しっかり頭にいれておきましょう。
- 畳数は2畳程大きいものを
- ブレーカーやコンセントの容量や、コンセント形状の確認を忘れずに
- 室内機や室外機のサイズが変わる場合は、きちんと確認しておく
- 工事費も考慮して選ぶ
- 省エネ性能も確認を
- お手入れについても意識しておく
- 割引、保証のある所で買う
- 需要が高い時期には買わない
- エアコンの寿命もしっかりチェック
- 室外機は、冷房中心なら日光を避け、暖房中心なら日当たりを確保
- 買い取り可否の確認も忘れずに
- 機能は最小限に
もはや、生活必需品となったエアコン。
最適な物を選んで心地よく生活出来れば、心にも余裕が出てきますよ。