お茶に飲む作法があるようにコーヒーにも作法があること知ってました?
コーヒーの作法が「コーヒーマナー」と呼ばれるものです。
知らない人が多いので、あまり気にすることはないかもしれません。
しかし、知っておくとコーヒーマナーを分かっている人からの評価がUPするかもしれませんよ。
コーヒーの音に関するマナー
音をたてて飲むのはマナー違反!
法律などとは違い、全ての人が同じ食事マナーをもっているわけではありません。
しかし食事マナーは、言葉遣いなどのように生活作法の一環、教養の一つとされています。
「日本の食事作法」というものもあり、その中には「音をたてて食べ物を食べてはならない」という意味の言葉もあります。
「でも、そばなどの麺類や茶道では、音をたててる」と思いますよね。
そばや茶道で音をたててるのは意味があるからです。
そばをすするのは、香りが広がる、火傷を防止、汁が麺によくからむからなどの理由があります。
茶道は飲み終えたことを示す作法として、音をたてることをします。
では、コーヒーをすするのに意味はあるでしょうか?
ありません。
コーヒーは海外から入ってきた飲み物ですが、海外ですする行為は、どんな食べ物でもマナー違反です。
音をたてるかどうかは個人の価値観の問題とも言えます。
しかし、食事マナーや「すする」という行為の意味を考えるとコーヒーは音をたてて飲まないことをおすすめします。
熱いコーヒーを音をたてずに飲む方法
音を立てないほうが良いとわかっていても、コーヒーが熱すぎてついつい音を立ててしまうこともありますよね。
猫舌なら言われるまでもなくそうしていると思いますが、マナーを守るなら、少し冷めるまで待ったほうがよさそうです。
もし、どうしても熱いまま飲まないとならないときがあったとしても、音を立てないようにする飲み方もあります。
ポイントは「舌」
舌の先端が口腔内で一番敏感な部分であるそうです。
なので、舌の先端に熱いコーヒーを当てないように、舌先を歯の裏にあてるようにして隠すと、熱いものも飲めるようになりますよ!
いろいろあるコーヒーマナー
飲む時に音をたてないことの他に、コーヒーマナーにはどんなものがあるのでしょうか?
お礼を言う
そこからか!と思われますよね。しかし、社会人のマナーです。
友人宅などでも一言感謝を述べるなら、好感アップにつながります。
ビジネスシーンでは、飲む直前でも一言添えるのがマナーです。
右手に取っ手を持ってくる
あなたから見て左側に取っ手がある状態で、コーヒーが出されるかもしれません。しかし、右手で把手を持つのがマナーです。
指は、親指、人差し指、中指で持ちます。
両手はダメです!
両手で飲むのは、コーヒーが冷めているというメッセージを暗に伝えることになります。
ティースプーンで音をたてない
ティースプーンでかき混ぜたり、ティースプーンを移動させたりする時に、音をたてないよう注意しましょう。
カチャカチャさせたり、カップのふちをたたいてしずくを落したりしてはいけません。
カップはソーサーに戻す
ソーサーとは、コーヒーカップの受け皿のことです。
カップやティースプーンを直接テーブルに置いて、机を汚さないためにあります。
立ってコーヒーを飲んでいない限り、ソーサーを持ち上げて飲む必要はありません。
砂糖やミルク投入時はこぼさないように
角砂糖は、ティースプーンにのせて、跳ねないようにコーヒーの中に沈めます。
シュガーポートからザラメやグラニュー糖を入れる場合、カップに近づけましょう。近づけてからコーヒーに入れることによって、こぼすことを避けられます。
砂糖やミルク投入時のかき混ぜ方
砂糖やミルクなどを入れたら、かき混ぜる。ここでもふさわしく混ぜる方法があります。
手首を使って、静かに軽く前後させる方法が効率的です。よく混ざりますし、カップから漏れてしまうなんてことも避けられます。
余談ですが、かき混ぜる時に円をかくように混ぜることはありませんか?
一般的ですが、これは非効率です。コーヒーと砂糖が流れにそって同じ方向に流れるからです。
また、カップにスプーンがぶつかってしまったり、飲み口の形によってはこぼしてしまったりします。
まとめ
以下の7つのコーヒーマナーについて紹介しました。
・音をたてて飲まない。
・お礼を言う。
・右手に取っ手を持ってくる。
・ティースプーンでも音をたてない。
・カップはソーサーに戻す。
・こぼさないようにする。
・かき混ぜ方は、手首を前後に。
マナーは結局知っている人相手だからこそ通用するものかもしれません。
しかし、マナー通りに振る舞えるようにしておくと、思わぬところでチャンスが広がるかも知れませんよ。