
エチオピア産コーヒー豆、「モカコーヒー」などがあなたの好みに合い、コーヒー店で楽しまれてますか?
しかし、「コーヒー店での香りや味を自宅でも楽しみたいと思うけど、なかなかうまくいかない」ということありますよね。
どんなコーヒーでも上手に挿れるのは難しいですが、自分好みのコーヒーだけでも上手に淹れたいですよね。
この記事を通して、エチオピアコーヒーの特徴と飲み方を知ることによって、あなたにぴったりのコーヒーに出会えるヒントが得られるかも知れませんよ。
エチオピアモカコーヒーの特徴

最初にエチオピアモカコーヒーの特徴を復習しましょう。
コーヒー発祥の地と言われているエチオピアのコーヒー豆は、酸味が強いのが特徴です。
しかし、フルーティーで爽やかな酸味なので、とても飲みやすいです。
また、エチオピアはコーヒー豆の栽培に適した気候や土壌をしています。
コーヒーの特徴を知るにあたって、土地を少し知るのは役立ちます。
土地によってコーヒー豆の特徴も変わりますし、何より「地名」がそのままコーヒー豆の名前になることがほとんどだからです。
エチオピアは、エチオピア高原とよばれる高地が広がっている地形なので、涼しく過ごしやすい気候です。
加えて、コーヒー豆が成長時に必要な雨季と収穫時に必要な乾季があるので、コーヒー生産に向いている土地です。
コーヒーにぴったりの環境下で育ったエチオピアコーヒー豆で最も有名な品柄が、お店でよく見聞きする「モカ」という銘柄です。
15〜17世紀に、エチオピアの隣国イエメンのモカという港町から出荷されていたコーヒー豆だから、「モカ」という名になったという説があります。
またモカは世界最古のコーヒー豆のブランドとも言われています。
エチオピアのコーヒーのほとんどは「モカ」という銘柄ですので、この記事ではモカに絞って紹介しますね。
知っておきたい香りや味の表現方法
コーヒーの香りや味わいの表現は個人差があり難しいですよね。
コーヒーに興味を持ち出した時には、コーヒー情報でよく書かれている「フルーティー」とか「〇〇に似た甘み」とかよく分からないですよね。
しかし、コーヒーについて独自の表現をすると伝わりにくいです。
それで多くのコーヒー店は「フレーバーホイール」という基準を用いて表現します。フレーバーホイールの表現を知っておくと、あなたの飲みたいコーヒーを言葉で表す時に役立ちます。
この記事ではフレーバーホイールを参考に表現していますが、分かりやすい酸味や苦味などの表現と一緒に記述しています。
飲み方のポイント

自分に合うコーヒーを飲むには、
・コーヒー豆の産地
・焙煎方法
・挽き方
・淹れ方
の4つのポイントがありますので、順番に紹介していきます。
産地別の豆の種類

同じモカでも、産地によって味わいが変わりますので、地域別に香り・味・特徴・金額を紹介します。
あなたの好みの味・香りのコーヒー豆を探す手掛かりになるかも知れません。
シダモ地方
エチオピアのなかでも、「コーヒー豆がたくさん取れる地域」として、エチオピアを代表するシダモ地方です。
豆の名前:モカ・シダモ
フレーバー:甘い香りとなめらかな酸味
特徴:酸味を強く感じやすい、アイスコーヒーで楽しむのもオススメ
金額:450円ほどから購入可能
イルガチェフェ
標高2000mを超えるイルガチェフェで栽培されるコーヒーは、エチオピア産のコーヒーの中でも特に高品質です。
豆の名前:モカ・イルガチェフェ
フレーバー:爽やかな香りと透明感のある口当たり
特徴:コーヒーの「苦み」が苦手な人におすすめのコーヒー。
金額:500円ほどから購入可能
ゴティティ
コーヒー豆の選別作業は手作業で行われます。
手作業の選別のため、ゴティティのコーヒー豆のなかには高額なものもあります。
豆の名前:ゴティティ
フレーバー:華やかな甘い香りとクリーンで雑味がない
特徴:フルーツのような甘い香りは、リラックスタイムにぴったりです。
金額:800円ほどから購入可能
ウォテ
ここで生産されるコーヒー豆は、優れたコーヒー豆だけを選別するので、とてもハイクオリティーです。
豆の名前:ウォテ
フレーバー:フルーティーな香りと甘みが感じられる特別な味わい
特徴:間違いなく最高峰の一杯になるでしょう。特別なシチュエーションの時に味わって、スイッチを入れることができるほど、他のコーヒーと差があります。
金額:1300円ほどから購入可能
焙煎方法

お好みの味や香りのコーヒー豆の種類が分かったら、次は焙煎方法にこだわりましょう。
「焙煎(ばいせん)」、「ロースト」とはコーヒーの生豆を煎る作業のことです。
同じ品種のコーヒー豆でも、焙煎度合いによって、風味が変わります。
煎り方(いりかた)には3種類あります。
・浅煎り
爽やかな口当たりの軽いコーヒーが好みの方におすすめの煎り方。
香りをしっかりと感じられ、爽やかな酸味を引き出す煎り方です。
・中煎り
ブラックで、コーヒーを楽しみたい方には、バランスがいい中煎り。
・深煎り
深いコクのあるコーヒーが好きな方が好まれる煎り方。
挽き方

同じコーヒー豆でも、豆の挽き方によって酸味の強さなどが変わります。酸味を引き出すためには粗めに挽くのが王道です。
それでエチオピアモカコーヒーの特徴の酸味を楽しむには、「粗め」に挽くことをおすすめします。
淹れ方

コーヒーはお湯の温度が高いと抽出スピードが早く味が出やすいです。それで、苦味の成分が出やすくなります。
一方、お湯の温度が低いと抽出スピードが遅く味が出にくくなり、酸味の成分だけが出やすいです。
酸味が特徴のモカコーヒーは、約80~90度の温度で淹れるのがおすすめです。
飲み方のまとめ
ここまで自分に合うコーヒーを飲むためにこだわると良い、4つのポイント
・豆の生産地域名
・焙煎方法
・挽き方
・淹れ方
を紹介しました。
お店で焙煎までは行ってくれることが多いですよね。
また、豆の種類や焙煎方法までは、お店のメニューにも記載されているかも知れません。
ですので、特にご自分で行われる挽き方と淹れ方を工夫して理想のコーヒーに近づけてみてください。
「粗めで挽く・低い温度のお湯で淹れる」ことによって、エチオピアモカコーヒーの特徴の「酸味」を生かすことをオススメします。
ブラックコーヒー以外の楽しみ方
最初は何も加えず、シンプルにモカコーヒーの爽やかな酸味と香りを楽しむことをオススメします。
しかし、エチオピアには面白いアレンジ方法があるので、ご紹介します。
ブラックコーヒーを楽しまれた後、試してみてはいかがでしょうか?
塩コーヒー
砂糖ではなく、塩です。
実際試してみると、驚きの変化がありますよ。一度ダマされたと思って、トライしてみてください!
塩を入れると、コーヒーの酸味と苦味が塩で抑えられて、酸味が苦手な人でも飲みやすくなります。
塩の量はほんの少しです。ひとつまみから始めてお好みで調整してください。
エチオピアにはコーヒーに塩を入れて飲む「コーヒーセレモニー」という名の文化があります。
エチオピアモカコーヒーで、エチオピアの文化の「コーヒーに塩を入れる」ことを、楽しんでみてはいかがでしょうか?
合わせるスイーツ
フルーティーな香りが楽しめるエチオピアモカコーヒーには、フルーティーなスイーツがオススメです。
具体的には、オレンジケーキやレモンケーキの柑橘系ケーキが、酸味とフルーティーな香りが特徴のエチオピアモカコーヒーに合います。
まとめ
エチオピアモカコーヒーの特徴と飲み方のポイント、楽しみ方を紹介しました。
香りや味の表現が難しいので、理解するには少し壁があるかも知れません。
しかし、コーヒー豆について少し知るなら、あなたにぴったりのコーヒーに近づきやすくなります。
この記事を通して、あなたの理想のコーヒーに近づけますように。