美容・健康

韓国の定番美容法「きゅうりパック」は効果ある!?注意点とやり方とは

韓国ドラマや写真のエフェクトなどでよく見かけるきゅうりパック。

「きゅうりを肌に乗せるだけでほんとに美容効果があるの?」と不思議に思ったことはありませんか?

簡単そうだし、効果があるならやってみたいと思いますよね。

しかし、きゅうりパックはやり方に気をつけなければ、逆にシミを作ったり肌荒れしたりしてしまう可能性もあるんです。

ここでは、きゅうりパックの効果的なやり方から、詳しい注意点まで紹介していきます。

きゅうりパックとは

きゅうりパックは美容大国である韓国で「オイ(きゅうり)パック」と言われ、昔から定番の美容法です。

美白や保湿効果があると言われており、日焼けケアなどに使用されているそうです。

薄くスライスしたきゅうりを顔に乗せるやり方がよくみられます。

韓国ドラマなどできゅうりパックしているシーンが出てくるなどして、日本でも話題になりました。

国民的アニメ「サザエさん」でもきゅうりパックをしているシーンが登場したことがあるのだとか。

日本でも昔はきゅうりを乗せると肌がキレイになると言われていたそうです。

韓国ではエステなどでも行われていたり、きゅうりエキスが配合されているフェイスパックが販売されるほど浸透しています。

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きゅうりに美容効果があるの?

「きゅうりにはほとんど栄養がない」と聞いたことはありませんか?

そんなきゅうりを肌にのせて何の効果があるの?と不思議になりますよね。

きゅうりの成分

きゅうりは約95%が水で、1本食べれば100ccの水分を摂れるとも言われています。

ほとんどが水分なだけあって、1本20kcal以下の超ヘルシー食材でダイエットにも最適です。

水分が多く、栄養がないと思われがちですが、全くないわけではありません。

きゅうりにはカリウム、ビタミンC、食物繊維、そしてβ-カロテンが比較的多く含まれています。

カリウムはむくみの予防・改善、ビタミンCは美白や老化防止、食物繊維は腸内環境を整え肌荒れ予防、β-カロテンは髪や皮膚を健康に保つなど

美容に効果的な成分ばかりです。

しかし、肌から全ての成分を取り入れることはできないので、これらの効果を得るなら食品として食べた方がいいのでは?と思ってしまうかもしれませんね。

きゅうりパックの効果は?

そこで、きゅうりパックをすることでどんな効果が得られるのかを具体的にみていきましょう。

きゅうりパックで得られる美容効果は「保湿」です。

きゅうりはほとんどが水なので、しっかり肌を潤してくれます。

肌の乾燥が気になっている場合は、効果を実感できるかもしれません。

乾燥は、シワや肌荒れなどの様々な肌トラブルを招く原因になるので、肌に水分を与えて保湿することはハリのある美肌を作る上でとても大切です。

きゅうりが持つたっぷりの水分で肌が潤えば、結果的にバリア機能が高まり、テカリやニキビの予防にもつながりますよ。

日焼けした肌は特に乾燥しやすく、水分を欲しているので、日焼けケアに使われているのも納得できますね。

きゅうりの水分が、火照った肌の熱を鎮め、ひんやりして気持ちがいいですよ。

また、きゅうりの香りにはリラックス効果があるとも言われており、パックをすることで心が落ち着き、ストレス解消にもつながります。

きゅうりパックの注意点

きゅうりパックの保湿効果をしっかり得るためには注意しておきたいポイントがあります。

パックをするタイミング

きゅうりパックは必ず夜、就寝前などに行うようにして下さい。

というのも、きゅうりには「ソラレン」という紫外線を吸収しやすくする作用を持っている成分が含まれています。

なので、きゅうりパック後に紫外線を浴びてしまうとシミができやすくなってしまいます。

ソラレンは皮の下に多く含まれており、スライスしたきゅうりでパックした場合、丸くドーナツ状にシミができてしまう可能性もあります。

美肌のために行うパックでシミができてしまうのは嫌ですよね。

パックをした後、8時間は日に当たらないようにしたほうがいいので、夜にパックをして、肌のためにもしっかり睡眠をとるようにしましょう。

きゅうりの選び方

きゅうりパックが浸透している韓国では、太くて色が薄い「白きゅうり」というものが定番です。

一方日本では、細く、青々とした濃くてキレイなきゅうりが一般的ですよね。

きゅうりパックとして使うなら、日本のキレイなきゅうりではあまり効果を実感できないかもしれません。

元々きゅうりは、ブルームといってケイ素というミネラルが、乾燥を防ぐ白い粉となり自然に出てきて表面を覆っていました。

日本ではそのブルームが農薬と勘違いされ嫌がられたため、ブルームの出ない品種(ブルームレスきゅうり)が開発され、現在は主流となっています。

ケイ素は体内のコラーゲンやヒアルロン酸の繋がりを強化する効果があり、肌のハリ・弾力・潤いを保ってくれる成分です。

ブルームレスきゅうりは、見た目を美しくするために美容効果のあるミネラルの含有量を抑えたものなので、パックでの効果は得られにくいと言われています。

ブルームきゅうりは、みずみずしくて皮も柔らかく美味しいので、パックをするしないに関わらず、選んで購入するのをお勧めします。

スーパーでは見かけないこともあるので、品揃えの多い八百屋さんや、ネットスーパーなどで探してみて下さいね。

引用:PR TIMES

パッチテストを行う

天然素材である食品を使用したパックは、余計なものが含まれておらず安心ではありますが、

敏感肌の場合は、きゅうりを直接肌に乗せると、刺激が強く赤みやかぶれが起きてしまう可能性もあります。

きゅうりパックを試してみる場合は、いきなり顔に乗せるのではなく、腕などでパッチテストを行うようにして下さい。

肌に違和感を感じた場合はすぐに中止して下さいね。

きゅうりパックのやり方

きゅうりパックは、スライスしたきゅうりを使用するやり方と、すりおろしたきゅうりを使用するやり方があります。

きゅうり3分の1本もあれば、きゅうりパック1回分の量になりますよ。

スライスきゅうりパック

きゅうりパックといえば、スライスしたきゅうりを顔にのせたものを想像しますよね。

定番のスライスきゅうりパックのやり方は、とっても簡単です。

きゅうりはできるだけ薄くスライスした方が、肌にのせやすいのでおすすめです。

  1. 洗顔後の清潔な肌に、薄くスライスしたきゅうりを、満遍なくのせる
  2. 5〜10分程放置し、はがして軽く洗い流す
  3. 普段通りのスキンケアをして完了!

薄くスライスした分、乾きが早いので、何枚か重ねてのせるといいですよ。

10分経つ前に、きゅうりが乾いてきたらその前にはがして洗い流すようにして下さい。

すりおろしきゅうりパック

敏感肌の場合や、ドーナツ状のシミが気になる場合は、少し手間はかかりますが、すりおろしたきゅうりを使うパックがおすすめです。

すりおろしのきゅうりパックは他の食材と混ぜ合わせることで、肌への刺激を弱め、きゅうりのみのパックよりも美容効果を高めることができます。

<材料>

  • きゅうり  3分の1〜2分の1本分
  • 牛乳
  • レモン汁
  • 小麦粉

作り方は、きゅうり3分の1〜2分の1本分をすりおろし、牛乳、レモン汁をきゅうりと同量混ぜ合わせます。

3つを混ぜ合わせるだけだと緩くて扱いづらいので、小麦粉で肌に塗りやすいかたさに調節したら完成です。

牛乳には優しいピーリング効果があり、汚れや余分な皮脂などを落として肌をキレイにしてくれますし、

レモンのビタミンCで美白効果も期待できます。

やり方は、スライスきゅうりパックと一緒で、洗顔後の清潔な肌に作ったきゅうりパックを塗り、5〜10分放置した後に洗い流してスキンケアをします。

牛乳や小麦粉を使用したパックなのでアレルギーがある場合は注意して下さいね。

また、食品を使用したパックなので、作り置きや使い回しなどはせず、必ず1回分ずつ作って使い切るようにしましょう。

アレンジで効果アップ⁈

すりおろしきゅうりパックは、肌悩みに合わせて混ぜる材料を変えるとより効果が感じられますよ。

やり方は基本のパックと同じです。

毛穴が気になるオイリー肌には「ヨーグルト」

肌のベタつきや、毛穴の開きが気になる場合には、ヨーグルトを混ぜ合わせるのがおすすめです。

すりおろしたきゅうりとプレーンヨーグルトを混ぜ合わせ、ゆるければ小麦粉を追加します。

ヨーグルトのピーリング作用で、毛穴汚れがすっきりして肌を柔らかくしてくれますよ。

乾燥が止まらない肌には「はちみつ」

はちみつは保湿力や浸透性に優れているので、乾燥した肌の奥まで浸透し、内側から肌を潤してくれます。

また、殺菌作用もあり、ニキビなどの肌荒れの予防にもなりますよ。

すりおろしたきゅうりに小さじ1杯程度のはちみつと大さじ1〜2の小麦粉を混ぜ合わせ、牛乳でかたさを調整します。

しっとりとした洗い上がりで、肌が潤ったのを実感できますよ。

老化防止には「アボカド」

アボカドには抗酸化作用のあるビタミンEがたっぷりで、シミやシワを予防し、若々しい肌を保ってくれます。

すりおろしたきゅうりと、潰したアボカドを1:1の割合で混ぜ合わせ、はちみつを小さじ1加えます。

アボカドはしっかり熟した柔らかいものを使うと作りやすいですよ。

まとめ

韓国で定番の美容法「きゅうりパック」で効果を得るなら、やり方が重要です!

きゅうりは約95%とほとんどが水分で、パックでは保湿効果が期待できるため、乾燥肌の場合にはおすすめです。

しかし、やり方次第では、シミができてしまったり、かぶれてしまったりする場合もあります。

注意すべきポイントは3つです。

  • 必ず夜、紫外線を浴びないタイミングで行う
  • ブルームきゅうり(表面が白っぽい)を選ぶようにする
  • パッチテストを行う

きゅうりパックはスライスしたきゅうりを顔にのせる方法とすりおろしたきゅうりを使用する方法があります。

すりおろしたきゅうりの方が、他の食品の美容効果も期待できますし、直接きゅうりを肌に乗せるより刺激が少ないのでおすすめです。

肌悩みに合わせて、組み合わせるものを変えて試してみて下さいね。

パックを作る手間がかかるので、普通のシートパックよりは面倒ですが、きゅうりの価格が安かったり、消費しきれない量あるという時は試してみて下さい。

きゅうりパックで潤ったみずみずしいお肌を手に入れましょう!

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