赤ちゃんの保湿剤として定番のベビーワセリン。
ママなら1回は購入したことがあるのではないでしょうか。
ワセリンは赤ちゃんだけでなく、ママの美容にも強い味方になってくれます。
ワセリンでママも赤ちゃんのようなもちもちなお肌を手に入れましょう!
保湿以外の使い方も紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。
ワセリンとは
ワセリンとは、石油から作られた皮膚を保護する保湿剤です。
石油と聞くと、肌に塗るのはよくなさそうな気がしますよね。
石油はそもそも天然の成分なので、肌トラブルは起きづらいですし、精製によって不純物はほとんど取り除かれています。
刺激が少なく、副作用もほとんどないので、敏感肌の人でも安心して使用できるアイテムです。
ワセリンの美容効果
ワセリンの美容効果は2つあります。
保湿効果
保湿剤なので当然保湿効果が期待できます。
しかし、ワセリンそのものに保湿成分が含まれているわけではないんです。
肌の表面に膜を作ることで、皮膚の内側からの水分蒸発を防ぎ、肌の潤いを保ち、乾燥を防ぎます。
保護効果
摩擦や花粉など様々な外からの刺激で、肌はダメージを受けてしまいます。
ワセリンは肌に浸透せずに、膜を作ってくれるので、外的刺激から肌を守り、肌荒れや赤みなどを防ぐ効果も期待できます。
ワセリンの種類
ワセリンにも種類があることを知っていますか?
純度の違いによって4種類に分類されていますが、保湿力には差がないと言われています。
一般的には純度が高くなるほど、ワセリンの色が白くなり、肌に対する刺激も少ないです。
黄色ワセリン
黄色ワセリンは、名前の通り黄色っぽい色が特徴で、4種類のワセリンの中では、一番純度が低く、不純物の含有量が多いです。
全身に使えて、ドラックストアなどで安価に購入することができます。
不純物が多いからと言って危険なわけではありませんが、敏感肌の場合は注意が必要かもしれません。
白色ワセリン
黄色ワセリンをさらに精製して、できるだけ不純物を取り除いたものが白色ワセリンです。
医療機関でも頻繁に使用されていますし、ベビーワセリンも白色ワセリンに分類されます。
最もメジャーで、黄色ワセリンよりは高いですが、こちらもドラックストアなどで安価に手に入れることができます。
赤ちゃんに使用したり、敏感肌の場合は白色ワセリン以上の純度のものを選ぶといいですよ。
プロペト
プロペトは、白色ワセリンの純度をさらに高めたものです。
目の近くなどデリケートな部位にも使用することができます。
また、白色ワセリンでは皮膚がかぶれてしまう人にはプロペトが使われます。
サンホワイト
プロペトの純度を更に高めたものは、サンホワイトと呼ばれます。
4つの中で最も純度が高く、肌への刺激もかなり少ないのが特徴です。
プロペトでも刺激があったり、かゆみやかぶれが出てしまう人に使われます。
サンホワイトは医療機関で使う場合にも健康保険の適用外のため、ほかのワセリンに比べると高価で、ドラックストアでもなかなか見かけません。
購入したい場合はインターネットがおすすめですよ。
ワセリンのメリット
医薬品としても使われるほど刺激が少なく安全なワセリン。
ママにとって嬉しいメリットもたくさんありますよ!
赤ちゃんと一緒に使える
赤ちゃんと一緒のお風呂って、バタバタして自分のスキンケアなんてしている余裕ないですよね。
そんな時にワセリンを使用すれば、赤ちゃんの保湿ついでにママも一緒にスキンケアすることができます。
ワセリンを赤ちゃんに塗った後に、手に残った分を顔や体の乾燥が気になる部分に塗りましょう。
デリケートな赤ちゃんのお肌に使用できるほど、肌に優しいので、ママが敏感肌な場合でも安心して使用できますね。
また、赤ちゃんの保湿以外にもオムツ替え時にお尻に塗ってあげればおむつかぶれ防止になったり、
爪切り時にハサミに塗っておけば爪の散らばり防止になるなど、便利な使い方もありますよ!
お手頃価格で使い続けやすい
スキンケアは継続して続けることが大切です。
ワセリンは、お手頃な価格で、ドラックストアなどで気軽に購入できるので、惜しみなく使用することができます。
また、赤ちゃんとママに使うとなると、やはり消費も早いので、購入しやすい価格なのは嬉しいポイントですよね。
容量や販売形態もチューブやボトル、缶など様々で、使用頻度や使用法によって使いやすいタイプのものを選ぶことができますよ。
全身に使用できて楽チン
ワセリンは、顔はもちろん肘膝などの乾燥が気になる部分や、デリケートな唇など全身をケアすることができます。
ボディクリームやリップなど使い分けることなく、一気に保湿できるのはとっても楽だし時短にもなりますよ。
毎日忙しいママにもぴったりです。
ワセリンを使った効果的な保湿方法
ワセリンの効果をより発揮させるためにはいくつかポイントがあります!
- 白色ワセリン以上の純度のものを選ぶ
- 化粧水の後に使用する
- 少量を薄くつける
- 手のひらで温めて、こすらず押し当てるように塗る
スキンケアに使用するなら、刺激が少なく肌に優しい白色ワセリン以上の純度のものを選ぶようにしてくださいね。
赤ちゃんにも安心して使用することができます。
また、ワセリンには高い保湿力がありますが、先ほど伝えたように、保湿成分が入っているわけではありません。
肌の水分を逃さないことによって得られる保湿効果なので、肌がカラカラの状態でワセリンを塗ってもあまり意味がないんです。
なので、化粧水で肌をしっかり潤してから、ワセリンで水分を閉じ込める膜を作ってあげるのが効果的ですよ。
潤いを保つためにはたっぷり肌に塗ってあげたほうが良いように感じますが、塗りすぎはテカリやベタつきの素になってしまいます。
顔全体に対してお米1粒程度を目安にし、足りなければ少しずつ足していくようにしてみてください。
ワセリンは低温だと固く伸びが悪いので、肌に負担をかけないように、
手のひらで温めるようにして広げ、こすらずに優しく押し当てるようにして顔に広げてくださいね。
唇までしっかり塗って、顔と一緒にリップケアもしちゃいましょう!
ワセリンでしっかり肌に膜を作ることで、肌の潤いは保たれますし、
ほこりやマスクの摩擦などの外部からの刺激によって起こる肌トラブルも予防してくれますよ。
他にも使い方いろいろ、万能ワセリン!
ワセリンは保湿以外にも様々な使用法がある、万能美容グッズなんです!
いくつか紹介しますので是非やってみてくださいね。
リップパック
ワセリンをたっぷり唇に乗せ、ラップでパックして5分ほど放置します。
軽く拭き取ればうるうるな唇になっていますよ。
ワセリンはリップクリームとしても使用できますし、唇が切れた時なんかは保護してくれるので、リップケアとしても万能です。
小鼻の角栓除去
鼻にワセリンをたっぷりと塗ってラップでパックし、ホットタオルで10分程あたためます。
10分経ったらラップを外して、鼻を優しくクレンジングし、ワセリンを落とします。
洗い流すと、小鼻の角栓や黒ずみの改善に効果があります。
やり過ぎても肌に負担がかかるので、週1〜3回程度のスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。
メイクキープ
下地に少量のワセリンを混ぜて塗ることで、乾燥による毛穴落ちなどの崩れを予防したり、
メイクの仕上げに薄くワセリンを塗っておくと、メイクをキープしてくれます。
摩擦を軽減して、マスクにもメイクがつきにくくなりますよ!
アイシャドウ下地
アイシャドウの下地として瞼に仕込めば、シャドウの発色が良くなったり、二重幅に溜まるのを防いでくれます。
ラメ飛びの防止にもなりますよ。
リップの色持ち
リップメイクの仕上げにワセリンを塗れば、艶もでで色持ちも持続させてくれます。
クレンジング
ワセリンは、オイルクレンジングがわりに使用することもできます。
手のひらでワセリンをしっかり温めて柔らかくし、優しくメイクを落とし、洗い流して下さい。
おすすめの使い方は、メイクの部分落としです。
アイメイクなど、ちょっとはみ出してしまった時に、ワセリンをつけた綿棒で軽く擦ると落とすことができます。
ネイルケア
ネイルクリームがわりに、指先や爪にワセリンを塗ることで、ささくれや爪が割れるのを防ぐことができます。
また、セルフネイル時には爪の周りにワセリンを塗っておくと、はみ出してもサッと拭き取るだけで綺麗に仕上げることができますよ。
髪の静電気防止
毛先にワセリンを塗れば、まとまりが出るだけでなく、静電気で髪の毛が広がるのも防ぐことができます。
スタイリングでワックスの代わりに使用することも可能です。
つけすぎるとギトギトに見えてしまう場合もあるので、少量を毛先のみに塗るようにしましょう。
かかとケア
ガサガサかかともワセリンでケアできますよ。
お風呂上がりにワセリンをかかとに塗ります。
靴下を履くことでより効果的ですし、床にワセリンがついてしまうこともないですよ。
香水の持続性アップ
ワセリンを塗ってから同じ場所に香水をつけ、軽く馴染ませることで香りが長持ちします。
別容器にワセリンを移し、香水を入れて混ぜ合わせることで練り香水にもなります。
美容以外にも使える!
靴擦れ防止
新品の靴や長時間歩く際におこってしまいがちな靴擦れ。
ワセリンを靴擦れが起こりそうな指などに、事前に塗っておくと、摩擦を軽減して靴擦れを予防することができます。
花粉対策
鼻の入口部分にワセリンを塗ることで、花粉が鼻の奥まで入っていくのを防ぐことができます。
もちろん赤ちゃんにも効果があるので、お出かけ前に一緒に塗ってあげて下さいね。
こまめに拭いて塗り直すようにしましょう。
着火剤
キャンプやバーベキューなどの時には、着火剤としても使用することができます。
ワセリンの注意点
オイリー肌は注意
ワセリンは油なので、オイリー肌だったりニキビができやすいという場合には注意が必要です。
乾燥が原因でできたニキビには改善の効果が出る場合もありますが、
ワセリンには美容成分が入っているわけではないので、ニキビを治すことはできません。
炎症を起こしている赤ニキビにワセリンを塗ると悪化してしまう可能性もあります。
赤ニキビがある場合や、オイリー肌でニキビができやすいと感じる場合には、使用頻度を減らすなど、工夫してみて下さいね。
清潔に保つ
基本的に白色ワセリンは腐ったり酸化したりする変質は起こりにくいといわれています。
しかし、汚れた手でワセリンをとると、容器内に雑菌が混入してしまい、繁殖する可能性があります。
容器からとる際は、綿棒を使用したり、きれいに洗った手でとるようにしましょう。
保管方法に気をつける
ワセリンは、直射日光の当たらない、涼しい所に保管しましょう。
直射日光が当たる場所や、高温な場所に長時間放置すると、変質を招く恐れがあります。
また、製品には使用期限が記載されています。
期限内に使い切れるように購入する量にも気をつけるよ気をつけるようにして下さいね。
ワセリンが古くなったら
もし、使用期限が過ぎていたり、保管状態が悪く変質してしまったワセリンが残っている場合にはこんな活用法がありますよ!
- 革製品の艶出し
- 靴などの汚れ落とし
- 鏡の手垢落とし
- 油性ペン落としやシール剥がし
他にも、ジッパーの円滑油がわりになったり、吸盤の吸着力を復活させるなど、ワセリンの可能性は無限大です!
期限が切れたとしても最後まで使い切ることができそうですね。
まとめ
ワセリンは、ママにも赤ちゃんにも使えるとっても便利な美容グッズなんです!
ワセリンでスキンケアする場合は、白色ワセリン以上の純度で、肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
ワセリンには保湿成分があるわけではないので、化粧水で肌を潤した後に、少量のワセリンで蓋をするようにして優しく肌に塗って下さい。
お手頃な価格で使い続けやすいですし、赤ちゃんと一緒に全身に使用できるのも嬉しいですよね。
保湿以外にも、リップやかかと、ネイルのケア、クレンジングやメイクキープなどいろんな使い方がありますよ!
保管方法や使用期限を気にしながら、清潔に使用するようにして下さいね。
赤ちゃんと一緒にスキンケアして、ママもモチモチなお肌を手に入れましょう!
こちらでもワセリンの使い方を説明しています。