美容・健康

【飲みすぎ注意】美容の敵?味方?お酒に含まれる意外な美容成分とは

お酒を飲んだ次の日、朝起きて鏡を見たら、顔がむくんでいたり、肌荒れしていた経験はありませんか?

普段、美容に気を遣っているのに、一晩のお酒で台無しなんてことになったら悲しいですよね。

お酒は美容の大敵!と思われがちですが、種類や量に気をつけることができれば、

むしろ、あなたのキレイを手助けしてくれる存在にもなりますよ。

この記事では、美容のための上手なお酒の飲み方を紹介します。

お酒は美容の大敵!?

お酒の飲み過ぎは体に悪い」ということは、誰もが知っている常識ですよね。

私もついつい飲み過ぎてしまった時には、吐き気がしたしたり、頭が痛くなったりします。

性別や年齢、体格においても個人差がありますが、厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」として1日平均約20g程度と示しています。

参考:厚生労働省「健康日本21」

純アルコール20gというのは、大体以下の量に相当します。

  • ビール中ビン1本 500ml
  • 日本酒1合 180ml
  • チューハイ1缶(7%) 350ml
  • ウィスキーダブル1杯 60ml
  • ワイン2杯弱 200ml
  • 焼酎グラス2分の1杯 100ml

また、「女性は男性より少ない量が適当」とも記載されています。

過度な飲酒は当日や翌日の体調不良だけでなく、病気の原因にもなり得ますし、さらには美容にも悪影響を及ぼしてしまいます。

美容にどんな影響があるか詳しくみていきましょう。

乾燥

体内に摂取されたアルコールを分解するためには、大量の水分が使われます。

また、お酒を飲むと、普段よりもトイレが近くなりますよね。

アルコールには利尿作用もあるので、お酒で水分を摂取しているように感じますが、かえって体内からは水分が奪われてしまっているのです。

さらには、水分吸収を補助する「バソプレシン」というホルモンの生成を阻害してしまい、体内の潤いを取り戻すことも妨げてしまいます。

体内の水分量が減ることで、お肌の水分も保てず、乾燥肌になってしまいます。

むくみ

飲み過ぎた次の日に顔がパンパン!なんてこともありますよね。

飲酒による体内の水分不足はむくみの原因にもなります。

老廃物を体外に排出するためにも水分を使用するので、水分不足の状態では老廃物も体に溜め込んでしまいます。

また、お酒を飲んでる時に座りっぱなしになることや、おつまみとして塩分を多く摂取することもむくみにつながります。

ニキビ

ビールやカクテルなど、お酒には糖分を多く含んだものもあります。

糖分は皮脂の栄養となるので、過剰に摂取すれば皮脂の分泌が増加して、毛穴が詰まりニキビの原因になります。

また、アルコールを分解するために、肌を健やかに保つビタミンB群が大量に消耗されます。

ビタミンB群が不足すると、皮脂分泌のコントロールが乱れるため、脂っぽいニキビ肌になってしまいます。

早期老化

アルコールが分解される肝臓には、細胞のターンオーバーを促し、外的刺激などからお肌を守る働きがあるビタミンAが貯蓄されています。

お酒を飲むことで、ビタミンAの貯蓄量が減るだけでなく、

活性酵素が生まれ、シワ・シミ・たるみなど老化の原因となる肌トラブルを招く肌の酸化が起こります。

また、体内の水分不足でも肌のバリア機能を弱め、ダメージを受けやすくなります。

乾燥が続くこともシワやたるみなどの原因になり、老けた印象を与えてしまいます。

赤み

アルコールには血管拡張剤の作用もあります。

血管が拡張しすぎると毛細血管が破裂して、肌の赤みの原因になります。

お酒を正しく飲めば美容の味方になってくれる

飲み過ぎによる悪影響を紹介しましたが、お酒は悪いところばかりではありません。

血行が良くなることで冷えが改善したり、疲労回復につながります。

また、緊張がほぐれ、コミュニケーションも円滑になりますし、楽しい気分になってストレスも緩和されますよね。

適量を適切な方法で飲めば、医学的にも健康に良いと言われているように、量と飲み方に気をつければ、美容にも効果が期待できるかもしれません。

実は、お酒の中には美容成分が含まれているものも多いんです!

せっかく飲むなら、少しでも美容にも良いものにしたいですよね。

早速、美容に効果が期待できるお酒を紹介します。

ワイン

赤ワイン

赤ワインに多く含まれるポリフェノールには、老化の原因でもある活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

また、ニキビの原因になる細菌の増殖を抑える効果もあるので、肌細胞が受けるダメージが減少し、老化を予防して若々しい肌に導きますよ。

ワインにはビタミンやミネラルも豊富なので美肌効果も期待できます。

低カロリー低糖質なのも嬉しいポイントです。

白ワイン

白ワインに含まれる、乳酸などの有機酸は腸内環境を整え、肌荒れを予防してくれます。

ポリフェノールは赤ワインよりは少ないですが、カリウムが多く含まれています。

カリウムには老廃物を排泄する働きがあり、体がデトックスされることで、肌のターンオーバーも促進され、くすみ防止にもつながります。

日本酒

日本酒に含まれる麹菌には保湿作用やシミの原因となるメラニンを抑え、美白効果もあり、化粧水やパックにも使用されています。

また、細胞を活性化する作用もあり、シワやハリを改善し肌を若々しく保ちます。

ミネラルやビタミンも豊富で、中でも旨味成分であるアミノ酸が多く含まれており、肌の水分を保持し、バリア機能を高めてくれます。

日本酒は糖質が高く、太るというイメージがあるかもしれませんが、日本酒はゴクゴクというより、少量をちょこちょこと味わって飲みますよね。

度数が高く、少量で満足できるので、実際に飲む量で比べてみるとカロリーも糖質もそれほど高くはありませんよ。

さらに、日本酒には体温を上げて血行をよくする効果があります。

熱燗などにしてゆっくりと飲めば、体の芯からぽかぽかと温まることができます。

ビール

ビールには「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンB2など、肌のターンオーバーをサポートし、健やかに保ってくれるビタミンB群が豊富に含まれています。

また、赤ワインに次ぐと言われるほど、ポリフェノールが豊富で、抗酸化作用によって肌を若々しく保ってくれます。

キンキンに冷えたビールは美味しいですが、しばらくすると体を冷やしてしまうので注意しましょう。

ハイボール

ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったもので、ウイスキーの糖質はほぼゼロです。

また、ウイスキーにもポリフェノールが含まれており、シミの原因となる酵素を抑制する働きがあります。

ハイボールには、ウイスキーをジンジャエールやコーラなどのジュースで割った種類のものがありますが、

ジュースと混ぜてしまうと、糖質たっぷりなので注意してくださいね。

マッコリ

韓国のお酒、マッコリには1本あたり700~800億個もの乳酸菌が含まれています。

また、食物繊維も豊富で、腸内環境改善、便秘解消など内側からキレイになり、肌トラブルも防ぐことができます。

マッコリは乳酸やクエン酸などの有機酸やビタミンCも含まれており、シミやソバカス予防に効果的です。

日本酒同様、原料がお米なので麹菌による保湿効果や美白効果も期待できますよ。

どのお酒も苦手という場合

お酒を飲むときはカクテルやサワーばかりなんだけど、という場合は、こんな点に注意してみると良いかもしれません。

  • 生搾りのものを選ぶ(フルーツのビタミンや食物繊維を取れる)
  • ジュースではなく、お茶や炭酸水で割られたものを選ぶ(糖質OFF)

また、ワインとカットフルーツやスパイスを混ぜたサングリアは、フルーツのビタミンも一緒に摂れますし、苦手な方でも飲みやすくおすすめですよ。

フルーツなどと一緒に温められたホットワインも甘みがあり飲みやすいだけでなく、体が温まり、血行が促進されます。

カクテルやサワーは甘くて飲みやすいものが多いのでついつい量が進んでしまいがちです。

ジュースのようでも、しっかりアルコールが含まれているのでちゃんとセーブしましょうね。

お酒を味方につけるには?

お酒の成分には、意外にも美容に良い成分がたくさん含まれていましたね。

その成分を生かすには、適度な量を適切な飲み方で飲むのが重要です。

「酒は百薬の長」というように、飲み方次第では良薬にも毒にもなり得ます。

後悔しないためにも自分で守れるお酒のルールを作っておくと良いですよ!

飲む量は決めておく

楽しい雰囲気になると、まだ飲めるような気がして自分ではセーブしづらくなりますよね。

「酔っ払ったな」と思った時にはもう飲み過ぎてしまっていますよ。

飲み始める前に、厚生労働省が示す1日平均純アルコール20gを目安に、飲む量を決めておきましょう。

生理などでホルモンバランスが崩れているときは酔いやすいですし、その日の体調によっても飲酒の適量は変わってきます。

しっかり自分と相談して適量は守るようにしてくださいね。

おつまみを工夫する

おつまみといえば、お酒が進む味が濃いものや揚げ物など食べてしまいがちですよね。

お酒を飲んでいるときは、脂質が吸収されやすくなっているので注意が必要です。

悪影響を最低限にとどめるためにも、おつまみはしっかり選びましょう!

アルコール分解時に大量に消費されるタンパク質やビタミンB群を摂取しておくのがおすすめです。

タンパク質は卵焼きやお刺身など、ビタミンBはナッツ類や枝豆、ハムなど、居酒屋でも意外と摂取できますよ。

また、空腹の状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収が速く、すぐに酔いが回ったり、胃を荒らしてしまう可能性もあるの気をつけてくださいね。

水分をとる

お酒を飲むと喉が渇きますが、その喉の渇きをアルコールで潤してはダメですよ!

お酒を飲み過ぎると、軽い脱水症状になる程、体内の水分が奪われます。

ビール100mlを飲むと110〜120mlが汗や尿になって排出されると言われています。

アルコールを分解するのにも水分は必要です。

速く分解してもらうためにも、お酒と同量くらいの水を摂るように心がけましょう。

まとめ

お酒は飲み過ぎると、乾燥・むくみ・ニキビ・老化・赤みなど、美容にも悪影響を及ばせます。

しかし、美容成分を含むお酒も多く、適量に気をつければ、美容効果も期待できますよ!

  • 赤ワイン(ポリフェノールの抗酸化作用により若々しい美肌に)
  • 白ワイン(カリウムにより肌のターンオーバー促進)
  • 日本酒(麹菌、アミノ酸による保湿・美白効果、血行促進)
  • ビール(ビタミンB群とポリフェノールで健やかな肌に)
  • ハイボール(糖質ほぼゼロ、ポリフェノールでシミ予防)
  • マッコリ(乳酸菌と食物繊維で内側からキレイに)

お酒を飲む際には、以下の点に気をつけると、美容への悪影響を最低限に収めてくれるかもしれませんよ。

  1. 事前に飲む量を決めておく
  2. 揚げ物などは控え、タンパク質やビタミンBが含まれたおつまみを選ぶ
  3. お酒と同量のお水を摂るようにする

飲み過ぎは禁物ですが、上手にお酒を飲んで、楽しくキレイを手に入れましょう!

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