寝る際に足が冷たすぎて、なかなか寝付けない・・・
「冷え性だから仕方ない」と軽く見ていませんか?
そのままにしておくと、疲れやすくなったり
免疫力が落ちて病気にかかりやすくなったりと、さまざまな不調が現れやすくなります。
知り合いのYさんも、冷え性に悩んでいました。
足が冷えてなかなか眠れず、仕事の疲れがとれませんでした。
Yさんの体験談も含めて、温活をして冷えの改善方法を紹介していきます!
冷えからくる身体の不調とは?
冷えが原因で現れる不調は、主に
・風邪をひきやすくなる(免疫力の低下)
・痩せにくい(代謝が落ち、脂肪が燃焼されにくくなるため)
・月経痛・月経不順(冷えで血行が悪くなるため)
・睡眠の質の低下(寝付きが悪くなる)
・疲れやすくなる(睡眠不足の低下が原因)
といった症状です。
知り合いの女性のYさんも極度の冷え性でした。
夜寝る前、足が冷たすぎてなかなか眠れません。
仕事の日は朝早く出なくてはいけないのに眠れないため、いつも睡眠不足になっています。
朝眠たいまま会社に行き、ひどく疲れて帰ってきて
そのままカーペットの上に倒れる毎日・・・
せっかくのお休みが来ても疲れが取れなくて、アクティブに活動する気が起きません。
そしてまた月曜日がきて、慌ただしい一週間が始まります。
そんな毎日から抜け出したいと思い、温活をすることにしました。
忙しい毎日でも温活できる方法を紹介していきたいと思います。
温活とは?
温活とは、日常的に身体を温める活動をすることです。
「普段から身体を温めて、冷えからくる不調を予防、改善していこう」ということが目的です。
女性にとって「冷えは大敵」とよく言われています。
それくらい冷えは、美容と健康に影響を及ぼすものです。
温活を行うと上記の身体の不調を予防し、
体内の血流が良くなり、血行が良くなって疲れにくい身体を作ることが出来ますよ。
温活には身体の内側から温める方法と外側から温める方法があります。
身体の内側から温める
内側から温めることによって、冷えにくい身体をつくることができますよ。
・白湯を飲む
・身体を温める食材を取り入れる
・身体を冷やす食材は嗜好品程度にとどめる
薬膳の考え方に基(もと)づくと、食べ物には陽性と陰性があります。
陽性の食べ物は身体を温めます。主に冬に採れる食べ物。
ナトリウムが多く、血管や細胞を締めて身体を温める作用があります。
陰性の食べ物は身体を冷やします。主に夏に採れる食べ物。
カリウムが多く、血管や細胞を緩めて身体を冷やす作用があります。
日常的にとる食材に気を付けていきましょう。
白湯を飲む
身体全体が温められて血液の循環が良くなります。
朝起きてすぐ飲むのがおすすめ。
寝ている間に冷えた内臓を温めてくれます。
作り方
①浄水やミネラルウォーターを鍋にかけて、10分~15分ほど沸騰させ続ける。
(粒子が細かくなり、身体に浸透しやすくなります)
②少しお行儀が悪いですが、すすって飲めるくらいの温度になったらゆっくり飲む。
温める食材
スーパーで手軽に手に入りますので、おうちに常備しておくといいですね。
・冬が旬の野菜(にんじん、かぼちゃ、大根などの根野菜)
・寒い地域でとれる果物(りんご、さくらんぼ、ぶどうなど)
・発酵食品(味噌、納豆、チーズ、キムチ、ヨーグルト)
発酵食品には、身体の代謝を促す酵素がたくさん含まれています。
ただし、ヨーグルトは冷たいままだと身体を冷やしてしまうので、ホットヨーグルトにしましょう。
100gほどのヨーグルトをラップをかけずに30秒~40秒加熱するだけで完成です。
・黒い食材(黒ゴマ、黒豆、ひじき、しいたけ、わかめ、黒砂糖、黒酢)
・ショウガ
忙しい人には「味噌玉」がおすすめです。
休みの日に作り置きしておくと、仕事の日でも取り入れやすくなりますよ。
味噌玉とは、手軽にできるインスタント味噌汁のことです。
作り方を紹介します。
①味噌+乾物(わかめ、黒ゴマ、切り干し大根など)+鰹節(出汁をとるため)
+すりおろしたショウガを入れるとさらに温活効果がアップします。
②ボウルに入れて混ぜる
③一口くらいのサイズに丸めてラップして冷凍する
あとは熱湯を注ぐだけ完成です!
冷やす食材
身体を冷やす食べ物を知っておきましょう。
・夏野菜(トマト、きゅうり、レタス、なすなど)
・暖かい地域でとれる果物(バナナ、マンゴー、スイカ、メロンなど)
・乳製品(牛乳。ヨーグルトやチーズは発酵食品なので温める食材に入ります)
・白砂糖(血糖値がぐんと上がり、急降下するとともに身体の体温もぐんと上がり、急降下する)
これらは身体を冷やす効果があるので、嗜好品程度にとどめましょう。
身体の外側から温める
内側から温めたものを逃がさないように外からも温めていきましょう。
忙しい毎日でも手軽に取り入れられるものもあるので紹介していきますね。
湯船につかる
めんどくさいからといって、シャワーだけで済ませていませんか?
身体を温める以外にもリラックス効果があるので、その日の疲れを癒す効果がありますよ。
38°~40°のお湯に10~20分程度浸かりましょう。
外側から温めるアイテム
忙しい人でもアイテムを使って、手軽に温活していきましょう。
・靴下を履く
冷え性の方向けの「冷え取り靴下」も売っていますよ。
・デスクワークのときは、ひざ掛けを使う
・3つの首(首、手首、足首)を冷やさないよう、ネックウォーマーなどを活用
おすすめは「eume(イウミー)」というブランドです。
ダイエット美容家の本島彩帆里さんという方が「身体を温めて血行を良くする」ことに特化したこだわりのグッズがあるので、ぜひ覗いてみてください。
eume(イウミー)日常での取り入れ方
ここでは、実践したYさんのとある一日を紹介します。
7:00起床
起きてすぐに白湯を沸かして、飲む
7:30朝食(味噌玉にお湯を注いで味噌汁を取り入れる)
9:00デスクワーク(ひざ掛けで冷え対策)
19:00帰宅
20:00お風呂(ゆっくりお風呂につかる)→そのあとは身体の熱を逃がさないように必ず靴下を履く
23:00就寝
まとめ
冷え性を改善するために大切なことは、
①内側から温める
・白湯を取り入れる。
・温める食材を積極的に取り入れ、冷やす食材を嗜好品程度にとどめる。
②外側から温める
・お風呂に浸かる。
・温めるグッズを使う
です。
まずは1つから意識して行動してみるようにしましょう。
これらを実践してYさんは寝る前には、足が冷えて寝付けなかったのですが
足元が暖かな状態に保ったまま、
すぐに寝付けることが出来るようになりました。
さらに身体が疲れにくくなり、仕事中のパフォーマンスを上げることが出来て
上司に褒められることも多くなったそうです!
帰ってきてからもそのままカーペットに倒れることなくもなくなり、
湯船につかってその日の疲れを取るようにしています。
その日の疲れはその日にとって、元気に過ごせる毎日を循環させましょう!