
おからを買ってみたはいいものの、思ったより量が多くて消費しきれなかったり、食べ切る前に飽きてしまったりしていませんか?
食べたくなる時を待って棚の奥底にしまい、気づいたら賞味期限が切れていた、なんてことになったら勿体無い!
おからは、ダイエットや健康に良いだけでなく、美肌や美白になれる肌に良い成分が含まれているんです。
余ったおからは、ぜひパックにしてつるもち肌を手に入れましょう。
早速、おからパックで得られる効果や、やり方を紹介します。
「おから」とは
おからは豆腐を作る工程でできるもので、大豆から豆乳をしぼったあとの「残りかす」のことです。
しかし「残りかす」と言うのは申し訳ない程、栄養満点な食品。
不足しがちなたんぱく質、食物繊維、他にもマグネシウム、カルシウム、ビタミンB2など
たくさんの栄養素が豊富に含まれており、日本のスーパーフードとも言われている程です。
また、お腹で膨らみ、満腹感を得られることから、ダイエットにも効果的な健康食品だと話題になりましたね。
おからは生おからと乾燥おからに分けられ、生おからは水分が多く、日持ちしませんが、乾燥おからは保存が効くのが特徴です。
おからパウダーは乾燥おからの中の一つで、粒が細かく、溶けやすいことから、
さまざまな料理や、お菓子作りなど日常使いしやすく人気になりました。
ただ、おからって、思ったより量が多いしあまりがちですよね。
そんな余ったおからは、パックとして活用することができますよ。
ダイエットや健康のためにおからを購入したけど、食べるだけでは消費しきれないと言うあなたにピッタリです!
おからパックで得られる効果
おからパックは実際に商品として売り出される程、様々な効果が期待できます。
早速、おからパックで、どんな効果が得られるのか紹介していきます。
お肌のハリや弾力アップ
おからには、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる成分です。
化粧水などにも含まれている有名な成分なので、どこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。
肌の弾力を保つ「コラーゲン」を増やして、ハリを保ったり、新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進する効果もあります。
保湿効果
肌はタンパク質でできています。
植物性タンパク質が豊富なおからを肌に塗ると保湿効果があり、しっとり・もちもちとした肌を手に入れることができます。
肌荒れ予防
おからに豊富に含まれる、ビタミンB群は皮膚や粘膜の健康を保つ働きをしてくれるので、肌荒れに効果的です。
他にも、ダメージを受けた肌の修復をサポートするビタミンKや、肌の酸化を予防し若々しく保つビタミンEなども含まれています。
シミ・シワの改善
サポニンという栄養素の働きで、シミやシワなどの改善にも期待できます。
サポニンは紫外線などの外部刺激から肌を守り、皮膚の再生を促す効果があります。
肌のターンオーバーが正常になることで、肌荒れやニキビ、シミ、シワの改善につながります。
また、外部の刺激の影響を受けにくくなり、美肌を保つことができますよ。
肌のざらつき改善
おからの粒が天然のスクラブになり、ピーリング効果が得られることで、肌のざらつきも改善されます。
古い角質や余分な皮脂がなくなることで、くすみもなくなり、明るい美白に導きます。
シートパックと比べると?
作る手間や、処理のことを考えると通常のシートパックの方がお手軽です。
しかし、おからパックは同時にスクラブ効果も得ることができるのがポイントです。
また、材料が家に揃っているのなら、費用がかからないのも良いですよね。
もし新たに購入する場合でも、生おからは100円前後、乾燥おからは200円以下で購入できます。
乾燥おからは水で戻すと約5倍になるので100gの乾燥おからを全量パックに使用するとしたら、5〜6回分になります。
200円で100gの乾燥おからを購入したら一回40円以下なのでかなりコスパがいいですね!
作るのも5分もかからないですし、手順はシートパックとほとんど変わらないので、慣れてしまえばそれほど面倒でもありませんよ。
おからパックの効果的なやり方
思ったよりたくさんの効果がありますよね。
やり方も簡単なので、余っているなら試しにやってみてくださいね。
おからパックの作り方
基本的にはおからと水だけでできますが、より効果を実感するためのおすすめの作り方を紹介します。
1回分の材料
- おから 大さじ3〜4
- 小麦粉 大さじ1程度
- ハチミツ 小さじ1
- 水または無調整豆乳 適量
①〜③の材料を先に混ぜ合わせ、水か豆乳で扱いやすいなめらかさに調整します。
垂れ流れてこないけど、肌の上で滑るくらいの柔らかさがベストです。
混ぜ合わせる際は、ダマにならないように注意しましょう。
乾燥おからやおからパウダーを使用する場合は先に水で戻してくださいね。
ハチミツを入れることで、保湿効果をより高めることができますよ。
おからパックのやり方
- 洗顔後の清潔な濡れた状態の肌に、作ったおからパックを塗る。
- 5〜10分ほど放置する。
- 水分が少しなくなってきたところで、ぬるま湯を含ませ、優しくくるくるとマッサージしながら、綺麗に洗い流す。
- 普段通りのスキンケアをして完了!
マッサージしながら洗い流すことで、パックだけでなく、スクラブの効果も期待できます。
優しい使い心地なので、市販のスクラブは痛くて苦手という場合にもこれなら大丈夫かもしれませんよ。
毛穴詰まりが気になる小鼻などは念入りにマッサージしてみましょう。
念入りと言っても、力を入れて強く擦ったり、あまりにも長時間し続けると逆に負担がかかってしまいます。
あくまでも優しく、指先でくるくるしてくださいね。
おからパックをする時の注意点
パッチテストを行う
初めておからパックをする際はパッチテストをすると安心です。
ひじの内側など、肌の弱い部分に少量付けて、10分ほど放置します。
赤くはれたり、かゆみが出ないか確認しましょう。
稀に、腕では症状が出なくても、顔に塗ったときに「かゆみ」や「腫れ」を感じることがあります。
自分の肌に合わないなと感じた場合はすぐに使用を中止してくださいね。
大豆・小麦を使用しているので、アレルギーのある人は特に注意が必要です。
1回で使いきる
食品を使用したパックなので、1回分づつ作り、使い切るようにしましょう。
作り置きや使い回しは、衛生的にも良くありません。
処理に気を付ける
おからパックは乾くとポロポロと落ちる可能性があります。
使用するのはお風呂場などがおすすめです。
しかし、そのまま洗い流すと、排水溝などが詰まる可能性もあります。
使用後のパックはビニール袋にまとめるなどして処理するようにしてください。
排水溝にネットなどとかぶせておくと、流れていかずに楽ちんですよ。
使用頻度は?
使用してみて美肌・美白効果が実感できたら、毎日やりたくなりますよね。
基本的に毎日使用しても問題はありませんが、肌に負担をかけないようにするために、
スクラブとしてマッサージするのは、3日〜1週間に1度くらいの頻度がおすすめです。
パック以外の活用法
おからは、パック以外のスキンケアにも使用することができます。
クレンジング
おからとクレンジングオイルまたはジェルを混ぜ合わせて使用すれば、ピーリング効果で毛穴詰まりなどに効果が期待できます。
洗顔
普段使用している洗顔料におからを加えて泡立てると、優しい使い心地のスクラブ洗顔になります。
美白効果もあり、もちもちな肌になれるみたいですよ。
スクラブ
おからパックに、塩を混ぜ合わせると、本格的なスクラブとして使用することもできますよ。
顔のTゾーンにはもちろん、肘やかかとなど、体のごわつきが気になるところに使用すると効果的です。
一度に全部やらないで!
「おからはたくさん余っているし、全部試してみよう」と思うかもしれませんが、
1日で同じ部位に全部やるとなると、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性も。
緩やかではありますが、ピーリング効果があるので、それぞれ別日や、違う部位に使用してみるのがいいですよ。
自分の肌に合った効果的な使用方を見つけてくださいね。
まとめ
おからパックにはこんな効果があります!
- イソフラボンパワーでコラーゲンを増やし、肌の弾力やハリがアップ
- 保湿力が高く、しっとりもちもちとした肌に
- ビタミン効果で肌荒れを予防
- サポニンが肌を守り、シミ・シワを改善
- 天然のスクラブでざらつき改善、美白効果も
作り方はとっても簡単で、おから・小麦粉・ハチミツを混ぜ合わせて、水か豆乳で好みの硬さにのばすだけです。
洗顔後の肌に塗って放置後、洗い流せば、しっとり・もちもちとした肌になれますよ。
洗い流す前に、パックで優しくマッサージすれば、毛穴詰まりにも効果が期待できます。
試してみる時にはこのような点に注意しましょう。
- 肌に合わない場合もあるので、必ずパッチテストを行うこと
- 食品を使用したパックなので、使い回しや作り置きはしないこと
- 洗い流す際は、排水溝などに詰まらせないよう気を付けること
- ピーリング効果もあるため、やり過ぎに注意すること
おからは、パックだけでなく、クレンジング、洗顔、スクラブにも活用できます。
それぞれ、やり過ぎには注意が必要ですが、おからがたくさん余っている場合は試してみるのもいいかもしれません。
ダイエットや健康のために購入したおから、食べるのに飽きてしまったら
パックとして無駄なく使用して、美肌を手に入れましょう!