お金・節約

入社5年目から考える貯金のコツとは?仕組みを知って貯蓄を増やす方法

ネットで調べたり、友人たちの話を聞いて、みんなが貯金していることに驚くことってありますよね。

就職してから5年ほど経ち、仕事にも慣れて気持ちに余裕が出てきたから、考えるようになったかもしれません。

なかなか貯金できなくて不安があるかもしれませんが、貯金するときのコツと確実に貯蓄を増やす方法をご紹介します。

日常で取り入れられることから少しずつ実践して、将来に向けて貯金を増やしていきましょうね。

仕組みを知って貯金を続けよう

手元のお金が厳しくても、会社の食事会や友人からの誘いに断れないこともあるかもしれません。

お金が出ていく度に銀行の残高をチェックして、なかなか貯金ができないと不安に感じていないでしょうか。

貯金を続けていくには、

「収入-先取り貯金=生活費」

の仕組みを作ることが大切です。

この仕組みを作るためのコツとできた貯蓄を増やす方法をご紹介します。

将来に向けて確実に貯金を増やすなら、先に貯金に回したい分をとっておいて、残りの分で生活ができるようにしましょう。

先取り貯金の仕組みを作ることで、貯金が続けやすくなるので、参考にしてみてくださいね。

仕組みを作るコツ①現状を把握する

学生の頃と比べて収入が増え、自分の生活を自由に考えることができるため、自然と使うお金も増えていきますよね。

フットワークが軽ければ、友達との時間や趣味にお金を使うことも多いかもしれません。

自分がどんなことにお金を使っているのかを知ると、思ってもみなかったところでムダ遣いをしていることもあったりします。

必要以上にムダ遣いをしていないか、確認をしてみましょう。

1ヶ月で使えるお金を確認する

貯金を増やすには、手元に入るお金から1ヶ月で使えるお金を知ることが大事です。

試しに、給料日から次の給料日までの間に、何にお金をいくら使ったのかを確認してみてください。

買い物をしたときのレシートや、クレジットカードの明細書を取っておきます。

次の給料日が来たら、取っておいたレシートやクレジットカードの明細書、預金通帳などから、使ったお金を確認します。

確認をするときは、特にムダ遣いをしていそうな部分に注目してみてください。

社会人になって自由にお金が使える分、レジャーや食費など、自分が思っているよりも支出が大きいかもしれませんよ。

使ったお金を3つに分類する

1ヶ月の間に使ったお金を確認して、どんなことにお金を多く使っていましたか?

知らないうちに結構使っているなと思われた場合に、特に意識してほしいポイントをご紹介しますね。

何にいくら使ったのか確認ができたら、それぞれを消費、浪費、投資のどれに当てはまるかを考えてみてください。

  • 消費…食費や家賃、交通費など必要なもの
  • 浪費…自分がほしくて買ったけれど、生活をする上でなくてもいいもの
  • 投資…スキルアップに役立つ勉強やセミナー代など、すぐに見返りがなくても、将来的に見返りがありそうなもの

使ったお金を3つに分類できたら、削れそうな支出を確認しましょう。

特に浪費として分類されたものは、本当に生活に必要だったかを考えやすいので、削れる部分が多いかもしれません。

ムダ遣いをなくして、どれだけ支出を減らせるか、さまざまな工夫を考えましょう。

収入が支出を上回ることで、貯金に回すお金を出すことができます。

簡単にお金の管理をしたいなら家計簿アプリがおすすめ

いざ、1ヶ月で使ったお金を調べようとすると、自分で計算するのは面倒くさいですよね。

ノートで管理する方法もありますが、忘れてしまったり、1ヶ月の間に買い物をした内容を書き出すのも大変です。

そんなときに使えるのが、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」です。

インストール後、メールアドレスを登録するだけで、無料で使えるのでおすすめです。

マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)
マネーフォワード ME – 人気の家計簿(かけいぼ)
開発元:Money Forward, Inc.
無料
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収入や支出がひと目で分かる

前もって銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、自動で円グラフの家計簿を作成できます。

収入支出に分かれており、それぞれの割合を自動で分類されるので、自分で計算することもありません。

お給料が入ったり、引き落としがあったときに、スマートフォンからいつでも口座やクレジットカードの明細が一覧で確認できます

次回の引き落とし日と金額を通知で教えてくれるので、口座にいくら残しておけばいいのか分かりやすいですね。

カメラで買い物をしたときのレシートを撮って、自動で支出の計算ができるので、自分で入力する手間が省けます。

手動でも入力ができ、レシートをもらい損ねたときやなくした時も安心です。

毎月の予算や貯金額が設定できる

毎月の予算を設定すると、今どのくらいのお金を使っているのか確認ができます。

自分で気付きにくい浪費の部分も目に見えて分かるので、ムダ遣いを減らせるかもしれません。

予算と一緒に毎月の貯金額も入力でき、1ヶ月に使えるお金がいくらあるのか計算してくれます。

貯金に回すお金を出せるかどうか考えたいときに、アプリですぐに見れるのは便利ですね。

さらに、誕生年と家族構成を入力することで、家賃や携帯代などの固定費と食費や交通費などの変動費も登録できます

特に、固定費は毎月変わらない支出になるので、見直せるところがあれば、長期的な節約にも繋がります。

次は目標額を決めるコツをお伝えしますので、毎月の貯金額を入力するときの参考にしてみてくださいね。

仕組みを作るコツ②貯金の目的や目標額を決める

貯金する目的がないと、続けていくのは難しいですよね。

生活費が見直せたら、目標額と自分が楽しく使えるお金を決めましょう。

ライフイベントに合わせて目的や目標額を決める

20代で考えられるライフイベントは、仕事や結婚が多いのではないでしょうか。

今後のライフプランを考え、貯金やローンについて勉強を始める人も多い時期です。

転職や転勤を機に、ひとり暮らしを始める場合もありますよね。

新生活に必要なものとして、電化製品の購入代や引越し費用などのお金がかかってきます。

今は、晩婚化が進んでいるとも言われていますが、20代で結婚をする人も多いです。

将来は結婚をしたいと考えているなら、婚約、結婚式や新婚旅行、ふたりでの新生活と大きなお金が必要となってきます。

結婚にかける費用は2人で考えるものですが、およそ300万円~500万が相場のようです。

相場から自己負担金、支払い時期まで分かる【「結婚式のお金」基礎知識】

大きな出費をともなうライフイベントと関連づけて、目的や期限、金額を具体的に考えると将来のために備えやすいですね。

自分が楽しく使えるお金も確保する

貯金するために支出を減らしてばかりで、楽しみがなければつまらないですよね。

なかなか貯金ができない理由の中に、我慢をしすぎたり、楽しくなくて続かないということはありませんか?

ライフイベントに合わせた目標額とは別に、自分が楽しむためのお金として、小さな目標を決めてみてください。

例えば、旅行に行くお金、友達との時間や趣味に使えるお金などを設定すると、貯金を楽しく続けることができます。

小さな目標は、自分がうれしくなったり、楽しくなるようなことであれば、何でも構いません。

貯金をするためにただ我慢をするのではなく、理由があれば途中でリタイアせずに達成できるようになりますよ。

仕組みを作るコツ③積立定期預金を利用する

収入が厳しい月は、貯金するために取っておいたお金を振り込むときに、やめておこうと甘えが出てしまうかもしれません。

なかなか貯金に回すお金を確保できなときに使える、先取り貯金の方法をご紹介します。

積立定期預金とは

貯金が得意な人は、給料の振込日に合わせて引き落としができる積立を使っている場合が多いそうです。

積立は、自分で振込をする行動を自動でしてくれます。

給料日に合わせておけば、初めから手元に残るお金が減った状態にでき、全てを生活費として考えることができますよね。

また、積立定期預金は、将来の結婚資金や旅行の費用など、目標額を設定した貯金に向いています

金融機関にもよりますが、条件に合った金額なら自由に決められますよ。

もしものときは、解約をすると途中で引き出す手続きができるので安心ですね。

積立定期預金と定期預金の違い

よく似ている定期預金は、数十万、数百万とまとまったお金を、期間を決めて銀行に預ける方法です。

普通預金や積立定期預金よりも金利は高いですが、基本的に決めた期間が終わるまで引き出すことはできません。

定期預金に比べて積立定期預金の方が制限が少ないですが、金利が低く大幅に増えにくい点も理解しておきましょう。

積立定期預金は、今後のライフプランに合わせて、少しずつ安定した資産運用がしたい場合に希望を叶えやすい方法です。

できた貯蓄をさらに増やす方法

ある程度貯蓄ができたら、投資信託を利用して資産運用をすると、さらに貯金額を増やせる可能性があります。

今ある貯蓄を増やしたい場合は、リスクが低いつみたてNISAがおすすめです。

つみたてNISAとは

つみたてNISAは、金融機関の専用口座で決められた期間に、自分で決めた金額を積み立てていきます

積み立てたものから、対象の株式や債券などを少額で購入して運用し、分配金や利益に20年間税金がかからない制度です。

税金をかけずに投資ができる金額は、年間40万円までです。

2021年3月からの増加率は20代が最も多く、口座開設者の約7割が20~40代となっています。

元本は保証されませんが、5,000円や1万円から始められます。

プロにお任せして運用ができるので、リスクが低く安心ですね。

マイナスになる可能性も考えられますが、積立定期預金より高い見返りが期待できるでしょう。

毎月少しずつ貯めていくだけでも、数年後、数十年後には大きな金額になっていきますよ。

まとめ

今回は、貯金をするためのコツと将来のために確実に貯蓄を増やせる方法をご紹介しました。

貯金を続けるためには、仕組みを作って、1ヶ月に使えるお金を知ることが大切です。

お金の計算が面倒くさいという場合は、アプリを使って把握するのがおすすめです。

貯金の目的が分からないときは、今後のライフイベントや自分が楽しく使えるお金を考えると決めやすいかもしれません。

社会人になって、自由にお金を使えるようになったからこそ、使い方を見直してみましょう。

将来への不安を減らせるように、できることから取り入れてみてくださいね。

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