
友達の意見にいつも合わせているけど、周りの空気になじめていない気がして心から楽しめない。
相手に合わせすぎて、自分がやりたいことや好きなことを伝えずに我慢してしまうこともありますよね。
これからも、こんな風にモヤモヤした気持ちで過ごしていくのかと思うと、将来の人生に不安を感じるかもしれません。
人生を楽しむための方法や人間関係に悩む人の特徴を知っておけば、学校ももっと楽しくなるはずです。
自分から行動を起こす勇気を持って、高校生活や、これからの人生を明るく過ごせるようにしていきましょう。
人間関係に悩む人の特徴とは
人間関係に悩んでしまう原因は、友達や学校の先生など関わる人との距離が近いからかもしれません。
全ての人と仲良くするのではなく、一定の距離を保ちながら人間関係を続けていく方がいいときもあります。
例えば、人と話すときにこんな風に感じたことはありませんか?
- 友達や先生の反応が気になって考えすぎる
- 仲の良いグループに合わせすぎて自分の気持ちを伝えずに我慢する
- 苦手な人や嫌な言葉を受け流せない
- 相手の言葉の裏を必要以上に探ってしまう
人間関係に悩む人は、相手のことに気を遣いすぎたり、自分で悪い方向に考えてしまうことが多いそうです。
空気を読んで合わせることも大事ですが、自分の気持ちを出せないと周りから見てよくわからない人になってしまいます。
その結果、相手に興味を持ってもらえず、なじめていないのかとさらに不安になっていきますよね。
友達に合わせず人生を楽しむための5つの方法

人間関係を作っていくためには、コミュニケーションが必要です。
最近は特に、SNSや動画共有サービス、ゲームでのメールやチャットなど、面と向かって話さないコミュニケーションが増えています。
学校の友達以外にも同年代の人と知り合えたりして、いいこともありますよね。
しかし、実際に会って話す機会が減りコミュニケーションが苦手という人も少なくありません。
コミュニケーションでは、自分の気持ちをコントロールして、相手の気持ちに共感することが大事です。
ここでは、自分から行動の変化を起こして、心から人生を楽しめるようになる5つの方法についてお伝えします。
①ありのままの自分を受け入れる
コミュニケーションでは、自分の気持ちを理解することが基本となります。
人は自分の気持ちを分かっていないことも多く、自分自身でどのような状態なのかを認めることが大切です。
友達に合わせすぎるのは、トラブルにならないようにやり過ごすためだったり、嫌われるのが嫌だったりするかもしれません。
しかし、嫌われたくないからと自分の気持ちを我慢してしまっては、あなたの魅力に気付いてもらえずもったいないです。
相手に興味を持ってもらえたら、また何かあったときに話す機会が増えることもあります。
感情というのは、意外と自分で気づくのは難しいものです。
自分がどうしているときにこういう感情になると見分けるだけで、自分のことを冷静に見つめることもできますよ。
自分を受け入れられないとどうなる?
自分のことを受け入れられないと、周りの人に認められたいと求めるようになります。
無理をして自分らしくいられなくなり、オドオドした雰囲気が出てしまっているかもしれません。
相手にどう思われるか気にしないで、ありのままのあなたでいいと自分を認めてあげましょう。
今の自分のベストを積み重ねることを心がけてみてください。
自信は、長い年月をかけて自分を磨いたり、何回も試して失敗を重ねて得るものです。
自分を認めて好きになれると、自信に繋がり不安になることも減っていきます。
②自分がやりたいことに素直になる
自分の本心と違うことを続けていると、ストレスがたまって何もしたくなくなります。
まずは、友達との関係を楽しめていない自分の気持ちに気付いたら、ありのまま認めてみましょう。
そしてあなたのペースで少しずつ、自分の気持ちに素直になって行動できることがないか考えてみてください。
変わるのは大変だし、いつもと違うことをしたら友達にどう思われるか怖いですよね。
自分の意見を伝えることに抵抗があるなら、まずは相手のことをほめることから始めてみてはどうでしょうか?
相手の良いところを素直に伝える
何とも思ってなかった人でも、自分が嬉しくなることをほめられてうれしくなったことはありませんか?
その人に対して見る目が変わるくらい、印象が違って見えることもありますよね。
うまくほめようとして不自然になることがありますが、素直に伝えることで自然に友達や家族のことをほめることができます。
相手の持ち物が素敵だなと思ったら、「〇〇ちゃんのそのカバン、今日の服装にすごく似合ってるね」と言ってみてください。
ささいなことでもいいなと思ったら、伝えるようにしましょう。
初対面の相手でも印象が良くなり、コミュニケーションが苦手な場合でも話すきっかけが作れるようになります。
楽しく会話をすることができれば、高校生活だけでなく、今後の人生でも人と関わるのが楽しくなるかもしれませんね。
③新しいことにチャレンジするときは前向きに考える
何か新しく始めようとするときは、現実的に前向きに考えることを意識することが大事です。
不安に思っていることがあったり、前向きな気持ちでいられなくなると全然楽しめませんよね。
人生を楽しんでいる人は、困難なことがあっても前向きににとらえることが多いようです。
自分が置かれている状況が変化することで、人生は楽しくなります。
怖いと思うことでも飛び込んでいけば、意外とうまくいくこともあるでしょう。
そうすると、成長した自分が嬉しいと、きっと感じられるはずです。
現実的に前向きに考えるとは
例えば、「コミュニケーションの練習のためにたくさんの人と話す」とチャレンジすることはとてもいいことです。
しかし、話すことの大切さがわからないまま、やみくもに話しかけて数をこなしていくだけでは楽しくないですよね。
話しかけるのが苦手な場合は、会話のきっかけすら作れずに終わってしまうこともあるかもしれません。
話しかけるきっかけに困ったときは、クラスの中でいつも誰かと話していたり、みんなから好かれている人を観察してみましょう。
そこで、なぜみんなから好かれているのか、コミュニケーションが得意な人の話し方などを自分なりに考えてみましょう。
その結果、うまく行かなったときでも前向きにとらえて、また別の方法でチャレンジすることが大事です。
④自分だけの時間を作る
友達やクラスの中になじめていないんじゃないかと、不安に感じていては疲れてしまいますよね。
たまには、友達との予定を上手に断って、学校が終わってからひとりの時間を作ってみるのはどうでしょうか?
平日は勉強や部活などで忙しいという場合、土日に予定を入れない日を作るのもおすすめです。
自分と向き合う時間ができれば、自分の嬉しいことや楽しいことも分かってくるかもしれません。
好きなことに時間を使えるのが一番ですが、何をするか迷ったときは、これからご紹介する内容を参考にしてみてください。
自分だけの時間とは?
「自分だけの時間」とは、自分のためだけに使って何をしてもいい時間のことです。
疲れているときや何もしたくないときは、ただ寝る時間に使ってもいいでしょう。
リラックスするためにおやつを食べて、いやしの時間にするのもいいですね。
また、少し気持ちの余裕があるときは、勉強をして自分を高めるというのもおすすめです。
美容やファッションに興味があれば、自分磨きの時間に使ったら気分が上がるかもしれません。
せっかく時間を作ったのだからと、特別なことをしなくても大丈夫です。
今までやりたかったこと、なかなか時間がなくてできなかったことなどをやってみてくださいね。
⑤いつもと違う行動で変化を楽しむ
自分のやりたいことや好きなことが思いつかない場合は、普段と違う行動を取って変化を楽しむ方法もおすすめです。
積極的に相手を認めて笑顔で話を聞く
自分から何を話せばいいのか分からないときは、友達や家族が話し出したら聞き手に回るようにしてみてください。
「それは嬉しくなるよね」「〇〇って面白いんだね」など、話の内容に共感しながら笑顔で話を聞いてみましょう。
共感とは、相手はそういう気持ちになるんだと理解することです。
あなたが気になった部分があれば質問したり、相手をよく知ろうとすることが大切です。
「頑張ったのにうまくいかないこともあるよね、私だったら悔しいかも」と、自分の感情をつけて伝えるのもいいですね。
勉強と違って、コミュニケーションには正解がありません。
失敗を恐れずに話してみて、良くなかったところは直してからまた会話をするを繰り返せば、次第に上達していきますよ。
日常の中で少し違う選択をしてみる
朝起きたときに学校に行くのが嫌だなと感じたり、土日にやることがなくてつまらないことはないでしょうか。
毎日同じことを繰り返していると、刺激がなくて慣れてしまいます。
そんなときは、日常生活の中で普段だったらしないような行動を思い切ってやってみましょう。
例えば、
- いつもと違う道で登下校する
- 普段話さないクラスメイトに声をかけてみる
- 今日はゲームをせずに本を読んでみる
など、新鮮な気持ちを味わえ、新しい発見をするかもしれません。
小さな変化かもしれませんが、いつもと違う行動をすることで結果が変わり、人生を楽しむきっかけになります。
1日の嬉しかったことを振り返る
今日もうまくいかなかったと落ち込みそうなときは、寝る前に今日の嬉しかったことを振り返ってみてください。
ポジティブな記憶は、思い出すことで幸せな気持ちになれます。
- 誰かに感謝を伝えられたか
- 今日の嬉しかったこと、楽しかったこと
- 今日の頑張ったこと
他にも、自分の気分が上がるようなことであれば、何でも思い出してみましょう。
1日の終わりにいい日だと思えたら次の日も楽しみになるはずです。
悩んだときにおすすめの一冊「チーズはどこへ消えた?」
こちらの本は、アメリカの医学博士・心理学者のスペーサー・ジョンソンが書きあらわした童話です。
自分の気持ちや本当にしたいことに悩んだり、人生を楽しむ方法を探しているときに読んでみてください。
自分から行動を起こすことで人生は楽しくなる
著者は、人生において周りの状況はどんどん変わり、永遠に安定した場所はどこにもないことを伝えています。
高校生活の3年間が終わると、大学へ進学する人、就職する人など、常に環境は変わっていきます。
同じクラスの友達以外にも、部活動をしたり、アルバイトをして出会った人もいるはずです。
あなたの気分も、落ち込むときもあれば、楽しい日もあると思います。
あなたの人生には、これからもいろんな人との関わりや状況が変化することがたくさんあるでしょう。
環境が変わっていく中で、新しいことにチャレンジして、自分から変化を起こすことが大事です。
今の状態は長くは続かないと前向きに考え、常にアンテナを立てて身の回りで起こる変化に気付けるようにしましょう。
物語の中で、小人のホーが迷路の先へ進み旅をしていくのですが、いいことが起きると怖かった旅も楽しく感じます。
人は、怖いところへ飛び込んだときに、成功すればより多くの喜びを感じられるそうです。
変化が怖くなるのは、起きる前に色んなことを複雑に考えてしまうからです。
恐怖を乗り越えると、人生は楽しいものへと変わっていくと教えてくれています。
本を読むのが苦手なら要約動画がおすすめ
最近では、本の大事な部分をまとめた動画がYoutubeなどでアップされています。
本を読むのが苦手という場合は、動画から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
人間関係に悩んでしまう人の特徴は、相手に気を遣いすぎたり、自分の中で悪い方向に思い込む人が多いようですね。
人生を楽しむためには、自分から行動して変わっていくことが大事です。
変わることが怖くなったときは「チーズはどこへ消えた?」を読んでみてください。
人生において大事なことが書かれていて、変わる勇気を与えてくれるのでおすすめです。
人生を楽しむための5つの方法を知っておけば、悩んだときや不安に感じたときも明るく過ごせるようになるかもしれません。
一度きりしかない高校生活を、心から楽しんでくださいね。