お宮参りや七五三、主にお祝い事の際に着用する和服。
数年に一度あるかないかといった頻度で活躍する和服ですが、
だからこそ使用後の洗濯やお手入れはどうしたらいいの?と悩んでしまいますよね。
高価で、特別なものであるからこそ、着用後のケアはもちろん、
次回のお祝い事に気兼ねなく参加できるように丁寧に保管したいところです。
今回は和服を最もキレイに保管、手入れできる方法を調査してきました。
手持ちの和服、洗濯はどうしたらいい?
あまり使わないからといって、着用したあとも暗所に保管し、
数回使って汚れてきたらクリーニングに出す…というのはNGです!
洋服と違い和服はご自宅で洗濯できない衣類の一つですので、
帰宅した後外気に触れた着物や振袖は、その度クリーニングに出しましょう。
頻度は、季節を問わず一度着用した後が望ましいですが、
「連日使用する」「一ヶ月以内に再び使用する」といった場合は、
クリーニングの納期が間に合わない可能性があるので、自宅でのケアに留めましょう。
クリーニングで上質な洗浄を受けた後は、そのキレイさを損なわないように、
十分な注意を払って保管処置を施す必要があります!
和服を保管するまでの流れ
和服を着用し、帰宅したあとの保管までの正しい流れを簡潔にご紹介します。
脱いだ和服を吊るす
体温をまとった和服は、カビや変色防止のため吊るして保管します。
型くずれに注意しながら一晩吊るし、なるべく早めにクリーニングへ出しましょう。
クリーニング
前述したように、自宅での洗濯は基本的に難しいので、プロにお任せします。
ただここで注意したいことは、着物のクリーニング専門であるかという事。
街のクリーニング屋さんや、多数アイテムをクリーニング可能な業者は、
和服の特質を理解し、素材に合った丸洗い(京洗い)してくれる会社が少ないんです。
なのでクリーニング選びは慎重に行いましょう!
クリーニング後、収納準備
着物や帯などを長く愛用する秘訣は、ここにあるといっても過言ではありません。
使用する機会を終え、和服に対する興味も薄れているかもしれませんが、
ここで怠けてしまうと後々後悔することになるかもしれません!
・正しくたたむ
・衣裳箱(保管ケース)、なければたとう紙に包んで湿気から守る
・和服に直接触れないよう防虫剤か乾燥剤を同梱する
保管
あとは保管するだけではありますが、
長期間しまいきりの状態は和服の状態を劣化させてしまうんです。
大切な和服を点検する意味でも、年に一度は和服を取り出して干しましょう。
特に洗濯する必要も、手入れをする必要もなく、
直接陽の当たらない場所で両袖を広げて半日干すだけでOK!
虫に食われていないか、変色はないかなど、
細かいメンテナンスを欠かさないようにすれば、
次のお祝い事に着用する際も安心ですね!
宅配クリーニング
大切な和服を長持ちさせるために、大事な工程の一つであるクリーニング業者選び。
店舗との距離関係なく、全国の安心できる業者から選べるかつ、
持ち運びにくい和服をご自宅で集荷してもらえる利点から、
オススメの和服専門の宅配クリーニング業者をご紹介していきます!
つるや本店
高級着物を専門としているクリーニング業者です。
着物ならではのしみ抜き、お手入れを施してくれるので安心ですよね。
特につるや本店は、「着物無料診断サービス」というものを実施していて、
タンスの中の着物がダメになってしまわないかどうか、
保管方法のアドバイスを行ってくれるようです。
取り扱うことが少ない和服保管にやや不安を覚える方はぜひ利用しましょう!
わ蔵
こちらは使用中意図せず汚れてしまった着物や、
長年の保管方法を間違えてしまったことによりニオイやカビの発生した着物など、
幅広いシチュエーションを想定してクリーニングを受け持ってくれるので、
何かしらご自身の和服に心配事がある際にオススメです。
また、最長一年の保管サービスが無料なので、
次回のお祝い事まで預かって貰いたいなんて方にも最適です!
着物宅配クリーニング・染み抜き専門店 わ蔵
きものtotonoe
きものtotonoeでは、アドバイスや細かい修正を必要としない「エコノミーコース」と、
匠が隅々まで検品・審査してくれる「スタンダードコース」があります。
とりあえず洗って欲しい!という方は安価でプロにお任せ出来るのに対し、
徹底的にご自身の着物のメンテナンスをしたい!といった方に向けても、
個々のニーズに合わせてクリーニングして貰えるのでオススメです!
まとめ
使用頻度が少ないために、久しぶりに着用したあとの管理に戸惑いがちな和服。
ですが正しい知識を持って、一つ一つ順序を踏みながら対応すれば、
なにも特別なことをせずとも和服を管理できますよ。
素人で判断できないこと、難しいことはすべてプロに相談やお任せしてしまいましょう!
あなたが和服を末永く、大切に愛用していく手助けになれたら幸いです。