美容・健康

ニキビなおすのにパックは逆効果?!お肌の不調な時の正しい美容対処法とは

ニキビがあるけれどパックはしてもいいの?

パックをしたほうが、ニキビが早く治る気がする。

顔にニキビが出来た時、いつものスキンケアやパックをしてもよいのか悩むこともありますよね。

また、悩めるニキビにどのようなアプローチをしたら正解なのか、この記事ではそんな疑問にお答えしていきたいと思います。

ニキビ治療にパック保湿は効果的?

出来てしまったニキビは早めに治したいですよね。

でもどうしたら、1日でも早く治って綺麗な肌に近づくのでしょうか。

パックして、てっとり早く保湿をしっかりすれば効果は出る気がしますよね。

しかし答えはNGなのです。

その理由は、ニキビに刺激を与えてしまい、より悪化をさせる可能性があるためです。

お肌の調子が良くなかったり、乾燥対策などのニキビが出来る前の段階では、パックによる保湿などのスペシャルケアはとても美肌に有効です。

しかし、出来てしまったニキビへのアプローチとしては、パックは最悪の場合には雑菌が入り込んで感染を起こすことさえあり得るのでタブーとされています。

また、ニキビがパックによる物理的な刺激で潰れてしまい、跡が残ってしまうというリスクもあります。

ではどういう治療をしたら早く良くなるのか気になりますよね。

まずはニキビの特性を知り、場合に合った治療法をご紹介していきます。

ニキビの特徴を知ろう

まず、なぜニキビができるのか、理由や原因をご存知でしょうか。

大きく分けてニキビができる原因は3つあります。

  • 皮脂分泌の増加
  • 毛穴のつまり
  • アクネ菌の増殖

自分はどのタイプなのか、気になりますよね。

ひとつずつ解説していきますね。

皮脂分泌の増加によるトラブル

ホルモンの分泌が活性化したり、ストレスなどの原因により、皮脂分泌は盛んになります。

また、もともと脂性肌であったり、糖分や油分の多い食生活などもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながり、発生または悪化の原因となってしまいます。

肌トラブルは食生活だけでなく、ホルモンの影響も大いにあるのですね。

毛穴のつまりによるトラブル

基本的に肌は、約28日をサイクルとしてターンオーバーを繰り返しています。

通常は、皮脂は毛穴から汗とともに排出されます。

ターンオーバーとは、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みのことを指しますが、うまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなってしまいます。

そして毛穴の出口が塞がれて皮脂が詰まり、これがニキビの原因のひとつとなります。

アクネ菌の増殖

アクネ菌とは、わたしたちの皮膚に普段から住み着いている肌の常在菌です。

毛穴がつまり、皮脂が充満した中でどんどん増えていきます。

増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビができるのです。

毛穴のつまりにより、アクネ菌の増殖に繋がるのですね。

ニキビの発生原因が明らかになりましたが、赤いニキビの他にも、違う色や形のニキビを見たことはありませんか。

実はニキビにも種類があります。

ニキビには4段階ある

ニキビには大きく分けて4種類あります。

  1. 白ニキビ
  2. 黒ニキビ
  3. 赤ニキビ
  4. 黄ニキビ

ポツッと出来た小さかったはずのニキビが、気づいたら大きくなっていた、なんてことはありませんか。

どのように悪化していってしまうのか、ご説明していきますね。

第一段階 白ニキビとは?

白ニキビは、ニキビの初期段階といわれる状態です。

毛穴に皮脂がつまってしまい、それが白っぽく見えるので「白ニキビ」とよばれます。

化粧をしたまま寝てしまったり、お肌のケアを怠ったりしているとお肌のターンオーバーが乱れ、角質が剥がれ落ちなくなります。

古い角質が剥がれなくなると、毛穴の周囲の汚れと共に毛穴を塞いでいきます。

その毛穴から分泌される皮脂と反応してコメド(角栓)を形成します。

この状態が白ニキビです。

痛みや腫れはありませんが、進行していくと炎症をおこしてしまいます。

日常のケアとしては、ターンオーバーの乱れが起きないようにしっかり洗顔し、保湿を十分に行うことが大切です。

第二段階 黒ニキビとは?

黒ニキビとは、白ニキビが酸化した状態のことを指します。

つまり、白ニキビを放置することで黒ニキビに変化します。

毛穴につまった皮脂が表面に出てきて空気に触れて酸化し、黒っぽく見えることから黒ニキビとよばれます。

白ニキビと同様、放置しておくとさらに炎症につながるので注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れの他に、実は油分の多い化粧品やクリームなどが原因となっていることもあります。

黒ニキビが出来た時は、サラッとしたテクスチャーの基礎化粧品を使うと良いかもしれませんね。

第三段階 赤いニキビとは?

白ニキビや黒ニキビが悪化してできる段階の状態が、赤ニキビです。

毛穴に過剰な皮脂が溜まり、アクネ菌がこれを栄養にして増殖し炎症を起こします。

炎症を起こした皮膚が赤く盛り上がるので、赤ニキビとよばれます。

最終段階 黄ニキビ

赤ニキビの状態がさらに悪化すると、ニキビの中に膿をもった黄ニキビへと変化します。

ラスボス感強めですね。

赤ニキビ、黄ニキビへと症状が進んでしまうと治るのにどうしても時間がかかってしまいます。

また、黄ニキビから症状が悪化し更にて膿してしまうと、真皮が破壊された状態に。

その傷を負った真皮が修復できた部分とできなかった部分との差が凸凹となり、クレーター状態になってしまいます

ニキビを爪などでつぶすことも真皮を傷つけ、クレーターの原因になり得るのです。

これは、真皮が再生されないことによります。

皮膚は大きく分けて表皮と真皮から構成されていて、肌表面の表皮は再生されます。

しかし肌の奥の部分である真皮は、再生されることなくただ修復されるだけなのです。

真皮を傷つけると、何事もなかったように綺麗には治らないということですね。

早めのケアが大事になってきます。

ニキビの効果的な治療法

出来てしまったニキビへの効果的な治療法はニキビの症状によります。

①白ニキビ編

白ニキビは炎症が起こる前段階なので、この段階で治療をすれば重症化するリスクはありません

また、炎症を抑える薬は必要はないでしょう。

それよりも大事なことは、肌を清潔に保ち、皮脂や汚れなど毛穴詰まりの原因を溜めないことが重要となります。

正しいスキンケアで保湿をする

たっぷりの泡で洗顔をし、メイクや皮脂汚れをしっかり洗い流すだけでも効果的でしょう。

洗った跡は、清潔な手でしっかり保湿をします。

しかし、洗いすぎは乾燥を引き起こします。

かえって皮脂の過剰分泌を促進するので、朝1回、夜1回の洗顔がおすすめです。

そしてしっかりと保湿をしてくださいね。

食生活の見直しをする

ニキビを治療は、内面ケアも忘れないようにすることも大事なポイントです。

油ものや炭水化物を取りすぎると、皮脂の過剰分泌が起こる原因にもなりますので、過剰摂取は控えた方が良さそうです。

角質や、皮脂の分泌をコントロールするにはビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物等がよいそうですよ。

サプリメントも良いかもしれませんね。

自宅でピーリングする

自宅で簡単にできるニキビ治療におすすめな方法がピーリングです。

ピーリング剤やスクラブで、古い角質を取り除き、毛穴に詰まった皮脂や角質をキレイにしましょう。

刺激の強いピーリング剤は悪化させる可能性があるので、優しいタイプを使うといいですよ。

こちらは敏感肌にも使えておすすめです。

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②黒ニキビ編

黒ニキビの一般的な治療方法としては、 基本的には白ニキビの治療法と大きな差はありません。

しかし、初期ニキビではあるものの放っておくと炎症を引き起こす可能性もあります。

黒ニキビについては、正しいタイミングと方法であれば角栓を押し出しても問題はないと言われています。

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)

専用のプッシャーを使ってニキビの元となる角栓を押し出す方法です。

ただしプッシャーを使うときは以下に注意をしてくださいね。

  • お風呂上がりなど毛穴が開いた状態で行うこと
  • 清潔な手で行う
  • プッシャーは必ず消毒してから使用すること

黒ニキビを押し出した後は毛穴が開いているので、保湿して毛穴の引き締めを行いましょう。

そのままの状態にすると、後日より開いて目立ってしまいますので注意してくださいね。

また、汚れた状態で行うと、傷口から細菌が入り症状が悪化する恐れがあります。

自分でする場合は、プッシャーを消毒してから行ってくださいね。

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自分で行うことが心配な場合は、皮膚科へ行くと良いかと思います。

③赤ニキビ、黄ニキビ編

赤く腫れたり、膿を持ったニキビは、まず炎症を緩和しなければなりません。

抗生物質やステロイドでの消炎が必要ですので、皮膚科での治療をおすすめします。

また、炎症がひどい場合には内服の抗菌薬が処方されることも。

無理せず、クレーターに発展する前に早めにお医者さんに診てもらうことで早期治療に繋がりますよ。

ニキビ肌の予防にはパックが有効!

ニキビができてしまったら、治療が大変になりますね。

出来てしまう前に、自分でお肌のケアをすることが美肌を保つ秘訣です。

ニキビの原因となる乾燥や皮脂の過剰分泌を減らすために何をしたらよいのか、気になるところですよね。

食生活や生活習慣を見直すこともとても大切ですが、洗顔後の保湿をしっかり行うことが大切です。

化粧水や乳液、美容液やクリームの他にも、スペシャルケアとしてフェイスパックも効果的な予防です。

ニキビができる前のパックであれば、日々のスキンケアとプラスαでケアできますよ。

ニキビにはNGなフェイスパックですが、ニキビを予防するための保湿としては、とても効果的なのです。

ニキビ肌用対策おすすめアイテム

洗顔後のお手入れにプラスするだけの簡単対策できますよ。

空気に触れない環境や体温によって活性化するアクネ菌を殺菌してくれるので、

ニキビのできにくいお肌に導いてくれます。

オイリー肌も安心して使える皮脂コントロールに特化したパックもあります。

なめらかでお肌にのばしやすい質感で、古い角質を取り除き、

ミネラルを豊富に含むカオリンが余分な皮脂や汚れを吸着してくれるそうですよ。

洗い流さないタイプでいつものお手入れの最後に塗って寝るだけです。

夜のスキンケアもとても簡単にケアできますね。

乾燥が気になる場合にはこちらもおすすめです。

最後に

ニキビは乾燥や過剰な皮脂分泌が原因だということがわかりました。

もし出来てしまったとしても、刺激を与えてクレーター肌にならないよう、正しく治療をしていくことが大切です。

ニキビに困らない為にも、日々の生活習慣やスキンケアを怠らないよう、美肌を目指していきましょう。

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