自分1人だったら家事にここまで時間かからないのになぁ
外出自粛になってから、こんなふうに感じた事はありませんか?
私の友人のSさん(専業主婦)は毎日のように、そう感じています。
Sさんの子供は普段幼稚園に通っています。
しかし幼稚園から「出来るだけ家庭保育のご協力を」と要請があり、
我が子の安全のためにも外出自粛期間中は家庭保育することにしました。
つまりSさんはこれまで幼稚園が担ってくれていた役割を毎日一人で担い、さらに家事もこなすことになります。
そうすると、何をするにもそれまでと比べて2倍3倍の時間や手間がかかるようになりました。
Sさんは毎日子供の相手をしながら過ごすのが辛い、自分ひとりの負担が大きくなったと感じることが多くなりました。
このままではとてもじゃないけど外出自粛期間を終える前に倒れてしまう!と感じているそうです。
この記事ではそんな日々を乗り切る3つの方法をお伝えします。
外出自粛のここが辛い
外出自粛期間は他人との接触を極力減らすための期間ですよね。
そのため子供がお休みしていたとしても、
どこか商業施設にお出かけしたり、お友達と会うことはなるべく避けなければいけません。
そうなるとほぼ家の中のみという閉鎖的な空間で、
常にいつもと同じ環境、同じ顔ぶれでいることになります。
これでは遊びのレパートリーや会話も次第になくなってきてしまいますよね。
そんな子供と過ごす外出自粛中、具体的にはどんなことが辛いと感じるのでしょうか。
常に緊張感MAX
外出自粛中は、基本的に24時間子供といることになります。
また、いつもは幼稚園でしているような遊びにも付き合う必要があります。
「外に行きたい!」
「クレヨンでお絵描きがしたい!」
幼稚園でしている遊びって、実は家でやるとなかなか大変なんですよね。
お散歩は「道路は危ないから手をつないで」と言ってもつないでくれないし、
帰ろうとしてもまず素直に従いません。
クレヨンでのお絵描きは服やテーブル、床、壁に至るまで汚されないように常に気を張る必要があります。
常に気を張っていると当然ストレスが溜まってきますよね。
Sさんは言う通りにしてくれない子供に対して思わず強くあたってしまうことがあり、
これがずっと続けばいずれ虐待につながってしまいかねないとこわくなったそうです。
42食分の戦い
外出自粛が2週間続くとすると、1日3食が14日間で計42食です。
普段は幼稚園の給食があれば、
栄養バランスが良くてバリエーションのある食事を食べてくれていますよね。
しかし、この自粛中の42食分の献立をあなたが自分で考え、冷蔵庫の中身との兼ね合いを考えながら買い出しをして、
実際に調理と食事、片付けをこなしていくことになります。
1日分だけだとしても、その3食分ですらパッと献立が出てくる人はそれほど多くないと思います。
さらに頑張って用意した食事も子供の気分が乗らず食べてくれなかったら残念だし、
なんで食べてくれないの⁉︎となります。
単純に「食事」と言ってもたくさんの工程があって、
それらを子供の相手をしながらとなると、たとえ料理が得意な人であっても大変ですよね。
Sさんは今まで子供はお昼を幼稚園で食べてきてくれていた分、
余計に自分と子供の2人分を1日3食準備することが辛くなったといいます。
たった3分離れただけなのに
どうして3分でこんなに部屋が散らかるの⁉︎
Sさんは外出自粛中、何度も心の中でこう叫んだそうです。
さっき片付けたと思ったおもちゃ箱を一瞬でひっくり返され、
気づけばベランダにいくつものおもちゃが放り出されていたこともありました。
また、洗濯をしていたらいつの間にか洗濯機の電源が切られていたり、
洗濯物を畳んだそばからひっくり返されます。
こんな中で洗濯や掃除、食器洗いや片付けなど満足にこなせるでしょうか。
思うように家事が出来ず、何をするにも時間と手間がかかってしまって、
きっとイライラしてしまうのではないでしょうか。
辛い日々を乗り切る3つの方法
外出自粛中はこれまでの日常と違い、
常に子供と一緒の生活です。
自分がほっと出来る時間は一切ありません。
椅子に座ることが出来るのも一体いつになることやら…
そんな体力的にも精神的にもつらい日々ですが、たった3つの方法でラクに過ごすことができるんです。
子供は自分と違う生き物と認識する
いくら自分の子供とはいっても、自分とは違う生き物ということを意識しましょう。
自分と違う生き物なのだから、
自分と違う考えがあって自分と違う行動をして当たり前。
そう思うと子供がいきなり叱られるような突飛なことをしたとしても、
少し許せる気がしませんか?
それでも心に余裕がないなと感じたら、5分だけ子供と離れてみましょう。
たった5分離れて数回深呼吸するだけで、ウソみたいに気持ちがラクになります。
Sさんはよく、トイレに鍵をかけて中にこもっていたそうです。
5分くらいなら子供もそれほど不安には感じませんし、1人になるにはぴったりの場所です。
給食さんごっこで楽しいご飯
幼稚園で出る給食を作ってくれる、給食さんごっこで楽しく食事作りをしてみましょう。
幼稚園くらいのお子さんだと何でも自分でやりたがるので、食事作りに率先して参加してくれます。
Sさんのお子さんは、自分が食べたいものを自分が作った!ということでいつもよりはるかに食いつきが良く、ぺろりと完食してくれたとのことです。
まず献立は子供に決めてもらいます。
多少栄養に偏りがあったとしても、他のタイミングで栄養が取れればよしとしましょう。
買い出しはネットスーパーで頼んでしまいます。
日々変わらない顔ぶれの中で子供は家に誰か尋ねてきてくれると嬉しいものですから、
たとえお仕事で来てくれるネットスーパーの配達員さんであっても大歓迎です。
ネットで検索するとレンジだけで作れるリゾットや煮物など、
火や包丁を使わずに少ない工程で料理できるレシピがたくさんでてきます。
もともと危なくない調理のレシピなら、子供と一緒に楽しめますね。
ちなみにSさんが参考にしたレシピはこちらです!
気になる方はぜひ見てみてくださいね。
つくりおき食堂BYまりえごはん 本格ツナトマトリゾット 生米からレンジで簡単
脱!完璧主義で家事コントロール
外出自粛で誰も家に来ない時だからこそ、なんとなく出来ていればいっかくらいにハードルを下げてしまいましょう。
散らかった部屋を見て「片付けなくちゃ」と焦ったり暗い気持ちになるのではなくて、
家事に関しては命に関わることだけやれば生きていける、そう思うことで少し気持ちがラクになります。
以前は子供がいない間にパパパッと出来ていた家事も、子供が常に一緒だとなかなかすすみません。
だからこそ日中は絶対にやらなきゃいけないことだけをして、隙間時間を作り出します。
掃除は今日は水回りだけ、この日は寝室だけなどエリア分けして毎日少しずつだけ進めて、洗濯物もなるべく畳まずにすむようにハンガーで吊るす収納に。
Sさんは、ゴミの分別や片付けなど簡単な家事をするとき、競争を取り入れたゲームにして他の家族の協力を仰いでいるそうです。
この機会に他の家族にも家事を分担したり、可能なら食洗機やお掃除ロボットなどの家電を充実させていくのも良いかもしれませんね。
全てを自分だけでやろうとせずに手を抜けるところは抜いて、あいた時間にお気に入りのドリンクでホッと一息ついたり、少し横になって休憩したり。
そんな隙間時間の有効活用も出来るはずです。
まとめ
子供と自分だけで閉鎖的な家にずっといるのはとてつもなく根気が必要ですよね。
この苦しい期間はなかなか終わりが見えません。
そんな外出自粛中のなんとも行き詰まる日々を少しラクにする方法として、
- 子供は自分と違う生き物と認識する
- 給食さんごっこで楽しいご飯
- 脱!完璧主義で家事コントロール
をご紹介しました。
この毎日を気持ちよく過ごすには、まずあなたが気持ちよく過ごすことです。
時にはパートナーや親、ママ友などに話して辛い気持ちを共有したり、発散したりしましょう。
大丈夫、あなたは毎日とっても頑張っていますよ!
あなたがこの記事を読んだりまわりと相談することで、
自粛期間中を少しでも快適に過ごしてもらえれば嬉しいです。