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退屈な自粛生活とおさらば!子供の五感を刺激するおやつ時間の楽しみ方

自粛生活って子供にとっては、本当に刺激がなくて退屈。

親としては、なんとか家の中でも子供を楽しませる方法はないかと、悩んでしまいますよね。

他の人はどのように過ごしているのかネットで検索してみると、

家族みんなでできるゲームや、工作などをしている様子を見かけます。

しかし、実際にやってみても、すぐに飽きてしまったり、

工作もアイディアを出して、材料をそろえても、

結局子供はうまくできず、親がやっていた。なんてことも…

工夫しても、1回限りで終わってしまい続かなかったりしませんか?

私の知り合いのMさんの最近の悩みは、子供が勉強せず、ゲームばかりでダラダラ過ごしてしまうことです。

友達とは遊べないし、外出が難しいのである程度は仕方ないとは思っています。

しかし、時間を決めて、ゲームを止めたと思えば今度はテレビを見始める。

注意をすれば自分の部屋にこもり漫画三昧…

私が声をかければかけるほど、勉強から遠ざかります。

思い思いに過ごしていると言えばそうですが、コミュニケーションが取れていないし、

あまりにもだらけている状態が心配になっていました。

そんな状態に悩んでいたMさんは、ある日おやつにミックスナッツやおかきを食べていました。

すると香ばしい匂いと、ボリボリと噛むを聞いて

「何食べてるの?」と子供が声をかけてきます。

ゲームに夢中の時は何を話しても上の空で、会話にならないのに、

お菓子を食べている時の”匂いや音を感じただけで、すぐにゲームを止めたのに気が付きました”

「これだ!」

「子供とお菓子を通して、刺激的な時間を共有すればいいんだ」

Mさんはひらめきました。

料理のお手伝いは面倒くさがってしないけど、

いくらでも食べたくなるお菓子なら興味を持ってくれる。

このひらめきを基に、少し工夫をしてみたところ、

子供だけでなくご主人も巻き込んで楽しい時間を過ごすことに成功。

テレビやゲームもいいですが、たまにはいろんな感覚を楽しみながら家族で過ごすことは

新しい発見や、そういえばそうだなぁという気付きがあり、

とても充実感を得られたとおっしゃっていました。

あんなにゲームやテレビに夢中だった子供の好奇心が刺激されて、

「今度はこれやろうよ」

「こんなお菓子作ってみたい!」と、

積極的に提案してくれるようになったそうです。

この記事では、おやつの時間を使って

自分が本来持っている”五感”に意識を向けて、

子供も大人も楽しめる方法をご紹介します。

 

五感を意識するメリット

私たちは普段、五感を意識することはあまりないですよね。

それは、テレビやゲーム、SNSの普及により

視覚が優位になる生活が中心になってしまったことが、原因の一つになっています。

あまりの情報量の多さに、脳がパンクしないように、他の嗅覚や聴覚などの

感覚を鈍くすることもあるそうです。

疲れていたり、五感を意識しなくなってしまうと

観察力や判断力なども鈍くなってしまいます。

例えばあなたは、

”行列ができる人気のパンケーキ店のグルメリポート”をテレビで見て、

実際に食べたくなり、何時間も並んでやっと食べることができましたが、

「こんなに人気なのに、思ってたより美味しくない。2度目はないかな。」

と思った経験はありませんか?

これは、メディアから得た情報と自分が想像した味とズレがあり

「思ってたのと違う」となってしまうのです。

食べるのがもったいないくらい、鮮やかに盛り付けられたパンケーキ。

メディアでは映像だけでは分からない、

味や食感を実際よりオーバーに伝えている場合があるからです。

私の知り合いで、お菓子作りが得意なEさんがいます。

Eさんは普段から、パンケーキはもちろん、お菓子などをよく作ります。

「このお菓子にはこの材料が使われている」という

基本がわかっているので、お店にあるものは一度食べれば、

どんな材料を使っているか予想がついたり、

成分表示を見ると、どんな味なのか食べなくても想像できるそうです。

なので、わざわざお店に行ったり、買わなくても、自分でお店の料理を再現して楽しむ。

買う時も、本当に美味しいものを見極めることができるそうです。

このEさんのように、これまで積み上げてきた体験と感覚を研ぎ澄ませていると、

情報に踊らされることなく

自分にとって”本当に必要なものを選び取る力を、鍛える”ことができるようになります。

ほんの少し感覚に意識を向けることで、自分の才能を見つけることができるかもしれません!

五感が刺激されることで、認知症予防や症状の緩和にもつながるため

老人ホームでもレクレーションとして、おやつ作りを取り入れている施設もあります。

五感を意識することは、生きていく上でとても大切な事だと改めて感じさせられます。

 

五感を感じるおやつ時間

五感を感じて、「自分に必要な情報を選ぶ力を鍛えましょう」と言われると

すごく大変なことをしなくては(汗)と感じてしまうかもしれません。

しかし、とっても簡単なことでできるのです!

冒頭でもお話しした、ミックスナッツやおかき。

これはとても五感を刺激されるおやつなのです。

ミックスナッツの中には、アーモンド、カシューナッツ、クルミなどが入っています。

同じナッツでも、見た目・味・手触り・食感が全て違います。

これらの違いを観察して、感じてみるだけでいいのです。

また、おかきであれば、エビ味や豆が入っていたりとバリエーションが豊富なので、

五感を刺激されます。

行儀が悪いですが、口を開けて噛んだ時の音、

口をつむって食べた時の音の違いを感じてみる。

人が食べているときの音と、自分が食べているときの音も違います。

”食べる”という行為の中には、

見て(視覚)

触って(触覚)

嗅いで(嗅覚)

味わう(味覚)

という行為がふんだんに含まれているのです。

食べる行為を、単純に美味しい・美味しくないの判断で片づけてしてしまうのは、

非常にもったいないと思います。

お子さんがゲームに夢中なのが気になっていたMさんは、これらの感覚をより楽しめるように工夫をしました。

ミックスナッツを目をつぶって当てるゲーム

「つるつるして、少し曲がってるからカシューナッツ」

「ごつごつしてるからクルミ」

おかきを噛んでいるときの音はどうかな?という連想ゲーム

「砂利道を歩く音」

「雨がザーザー降っている音」

など子供らしい答えや、時には想像を超える答えが返ってきて面白いそうです。

Mさんのご主人は「えっ?○○のおならの音じゃない?」とすぐふざけるそうですが、

そんな冗談も交えると一層盛り上がるようです。

想像力が掻き立てられ、ユーモア溢れる家族団らんの時間になりますね。

おやつの定期便:スナックミー

お菓子作りで五感を鍛える

お菓子作りに限らず料理にも言える事ですが、とても感覚を使います。

まず、15時におやつを食べるのであれば、その時間に食べられるように、支度をしなければなりません。

時間を逆算して、何時からやれば間に合うのかと考えると、

タイムマネジメント力”が身に付きます。

分量はどのくらい必要なのか?

焦げないように、様子を見て、いいタイミングでお皿に取るには?

全ての工程に、”観察力””判断力”を鍛える要素が詰まっています。

お菓子作りが得意なEさんのお家では、上記のことを意識して、

家族でお菓子や料理を楽しんでいるそうです。

おやつは何を食べたい?と子供に質問をし、パンケーキを作ることになったとします。

どんな材料が必要かな?

どのくらい食べたいの?とでき上がりを想像してもらう。

焼く時も、ぷつぷつしてきたらひっくり返してね。

焦げてる匂いがするけど大丈夫かな?

と視覚や嗅覚で観察する。

ひっくり返す時の力加減や手首の使い方

出来上がりの見た目や、味は予想通りにできたのか確認する。

この工程をあえて意識することで、

自分の想定したことが、どのような結果になるか体験できます。

この前は甘くなかったから、砂糖を多くしてみよう。

ふわふわにならなかったから、どうすればふわふわになるんだろうと、

”問題解決力”も身に着けることができます。

子供がやっているときに、手を出してしまいがちですが、

そこはぐっとこらえて、子供に任せてあげることがポイントです。

子供は大人が思っている以上に、真剣に考え努力していますから、

その頑張りを見守ってください。

Eさんのお子さんは、学校の勉強よりも熱心に取り組んでいるそうですよ(笑)

 

まずはあなたから

上記では、Mさん、Eさんのお話しをしましたが、

みんながみんな料理が得意だったり、興味を持ってくれない場合もあります。

その場合は、私はこう感じるんだけどどう思う?と聞いてみたり、

これについて調べてみたら、こんな効果があるんだって!

と話してみるだけでも

一見興味がなさそうに見えたとしても、

自然と五感を感じてみるクセがついてきたりするものです。

Eさんのご主人も、もともと家事に対して

あまり協力的ではありませんでした。

ある時Eさんが、おやつに蒸しパンを作ろうとしていると、

ご主人が、「子供の頃によく食べていた、レーズンの蒸しパンが食べたい。」と言い出したのだそうです。

「レーズンは家にないし、できないよ。」と伝えると、

「俺が作る!」と言い、

自分で材料を買ってきて、レシピを見ながら作ってしまったそう。

ご主人は「手作りは面倒くさいという先入観があり、やりたくなかったけど、

やってみれば、意外と簡単だね。」と言って、

それからはたまにおやつを手作りしてくれるようになりました。

子供たちの反応も、Eさんが作ったときは何も言わないのに、

ご主人が作ったときは、「パパが作ったの!すごーい!!」

喜んでくれるそうです。

無理に誘ったりしなくても、自分が学んだり感じている姿を見せることで、

自然に興味を持ってくれることがあります。

まずは、あなたが興味を持ったり、感覚を楽しむ姿を見せるのがコツなのかも知れませんね。

 

まとめ

現代の状況では、五感を鍛えられるような生活をすることが難しいかもしれません。

しかし少し意識すことで、体験できることはたくさんあります。

五感を感じるというと、自然の中に行くとイメージしがちですが、

普段の生活の中でも意識するだけで十分刺激的です。

夏休みなどの長期休みも、外出しなくても楽しめますし、

パパに任せることもできそうです。

外出しづらい今こそ、生活を見直すチャンス!

家にいながら五感を意識して、刺激的な毎日に変えてみませんか?

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