学校や会社へ向かう人が集中するラッシュ時は、混み合っていることがほとんどの通勤電車。
狭い車内で、他人と体が密着した状態で過ごさなければなりません。
そして、車内の換気も十分にされていないこともあります。
このような『密閉空間』で過ごす時間。
緊張感にさらされて、神経を使ってしまい、肉体的に疲れるばかりか、精神的にも疲れてしまい、ストレスに感じていると思います。
通勤電車で、楽な過ごし方があれば今よりもはるかに疲れやストレスは減ると思いませんか?
「乗らなきゃいいのでは」と言われれば、確かにその通りです。
でも、ラッシュ時を避けていては会社へ行けません。
生活ができなくなったらそれこそ大変です。
私の知り合いのSさんは、片道1時間半をかけて会社へ通う『長距離通勤者』。
会社への行きも帰りも、それぞれ1時間を超える乗車時間を過ごしています。
座ることもできず、他の乗客と常に体が密着した状態です。
スマホでニュースをチェックしたり、本を読むこともできません。
前後左右を他人にはさまれたまま、長い時間を過ごさなければならず、会社に着いた時にはかなり疲れ果ててしまっていたそうです。強いストレスも感じていました。
でも、あるときから少しだけ、通勤電車の乗り方と過ごし方を変えたそうです。
すると、疲れやストレスを感じることなく、気分良く楽に過ごせるようになり快適な日々をおくれるようになったみたいです。
ここでは、Sさんから教えてもらった話を元に、通勤電車での楽な過ごし方を紹介しますね。
比較的空いている車両を見つける
「通勤電車ってどの車両も満員でしょう?」と、思えます。
そこで、Sさんが実践した事は次の2つです。
朝は少しだけ早めに家を出る
アラームを10分ほど早く鳴らすようにして、早めに家を出てみるようにします。
急ぎ足で駅へ向かうより気持ちの余裕が生まれ、スッキリ爽快に1日をスタートできます。
いつも利用する駅に着いたら、ホームの1番前か後ろで電車を待ち、入ってくる電車をじっくりと観察するのがコツ。
すると「ほぼ数本に1本は車両越しに『向こう側の景色』が見える、つまり通勤電車の車両全てが満員状態なわけではない」ことに気づけます。
『向こう側の景色が見える』車両を選んで乗ることで、座れるとまでは行かなくても十分なパーソナルスペースを確保できます。
つまり
1,スマホでニュースチェックができたり、前の日に見残していた動画を楽しめる。
2,気になっていた本を読み続けられる。
このようにして、会社の最寄り駅までの時間を楽に過ごすことができるのです。
隙間空間を見つける
「隙間空間なんか満員の車内にあるわけないでしょう?」と思えますよね。
確かにラッシュ時、特に朝の時間帯は、どの電車も定員をずいぶんとオーバーしている状態。
でもSさんによると、「よく車内を見渡してみると意外と見つかる」と言ってました。
例えば、駅の階段やエスカレーターなどから離れている車両。
少しでも会社へ急ぎたいために、階段やエスカレーターの近くに止まる車両に、人は集中するもの。
つまり、階段やエスカレーターから離れている車両には隙間空間がある確率大。
「隙間空間を見つけることでも、十分なパーソナルスペースを確保できて楽に過ごすことができますよ」と、Sさんは教えてくれました。
満員の車両しか見つけられなかった場合
どうしても、全ての車両が人で一杯のこともあります。
でも、大丈夫。
まだまだ、楽に過ごせる方法はありますよ。
立ち位置を工夫する
立ち位置を工夫することで、人と体が密着することなく過ごすことができます。
通勤電車に乗る人は、ドアの近くにとどまりたがります。
一見とても混んでいて、立つ場所さえないように見える通勤電車。
でも、ドアから少し離れたところまで進んでみてください。
意外と、1人が余裕で立てられる場所を見つけられます。
十分なパーソナルスペースを確保して、楽に過ごせますよ。
あえて状況を楽しむ工夫をする
通勤電車は込み合うもの。
裏を返せば、さまざまな人たちが乗っているということです。
つまり、人間観察に打ってつけの場所!
人間観察をすることで、洞察力を養うこともできますから、人の気持ちを読んだり、話し相手が言いたがっていることを理解できるようになれるはずです。
また、ツイッターへの投稿ネタや、ブログの素材を見つけられる、またとないチャンスになるかもしれません。
スマホの画面を眺めて、笑みが絶えない人。
ヘッドホンを着けて、目を閉じたままの人。
読書にふける人。
吊革に両手でぶら下がったまま,ほぼ熟睡する人。
窓際に頬杖をついて、流れ去る景色を眺めている人等々、実にさまざま。
こういった人たちを観察するのは、とても面白いものですよね。
人間観察に集中すれば、辛さも紛れるし、自分の成長にもつながります。
まとめ
まとめると、通勤電車でストレスを感じることなく過ごす方法は
まず、比較的空いている車両をみつける。
そのためには
1,朝は少し早めに家を出て、『向こう側の景色が見える車両』を探して、十分なパーソナルスペースを確保する。
2,隙間空間を見つけることでも、パーソナルスペースをキープできる。
もし、満員の車両しか見つけられなかった場合。
1,立ち位置を工夫して人と体が密着することなく過ごす。
2,人間観察に集中して辛い状況から気を逸らす、成長のチャンスにする
これが知り合いの『長距離通勤者』Sさんから教えてもらった、通勤電車でストレスを感じることなく楽に過ごす方法です。
平日を楽しく、前向きの気持ちで過ごすことができるなんて、日々の生活にメリハリを付けられそうですよね。
通勤電車で疲れ果て、ストレスにさらされたままで会社に着いてしまっては、効率よく仕事をすることはなかなかむずかしいと思います。
この方法を実践してみれば、通勤時のストレスや疲れを少しでも減らすことができるはずです。
1つだけでも、良いなと思うものがあったら試してみてくださいね。