「めかぶってよく聞くけど、結局は何?」
「見たことあるけど、どうやって食べるの?」
「体にいいって聞くけど栄養や効果は実際どうなの?」
と思っているあなた。
めかぶは海で採れるものです。
そして、採れる時期が実はたった1ヶ月程で、とても貴重なんです。
それなのに、比較的お安く手に入ります。
ぜひ、めかぶの食べ方を覚えてもらい、また、栄養や効果についても知ってもらいたいので、詳しく紹介したいと思います。
めかぶって何?
めかぶ写真でみると、茶色くて固そうに思います。
この茶色くしっかりしてるのは生のめかぶです。
緑色で細かく刻まれていたり、また、味付けがすでにされている、パックに入った物も見たことあるかもしれません。
もずくに似ていますがまったく違う物なのです。
めかぶは海藻?
めかぶはワカメの一部分の呼び方です。
ワカメは海の中で育ちます。
海面に近い上部分にワカメとよばれるヒラヒラのところがあり、その下にワカメの茎(芯)にあたるところがあります。
そして、まだそのもう1つ下側に根元の玉株があり、その玉株の部分こそがめかぶです。
めかぶの玉株の部分は生殖帯胞子嚢で、なんと、億単位の胞子を作り出しているのです。
ですので、めかぶは海藻です。
どこで手に入るもの?
生のめかぶは、鮮魚店(魚屋さん)にあります。
スーパーでも鮮魚コーナーで魚の周辺においてあります。
また、パック入りの調理済みのめかぶは、もずくの横あたりにあるかと思います。
めかぶの収穫は3月の終わりから4月にかけてですので、その時期には生のめかぶが手に入ります。
もし、近くに漁港があるならちょっと覗いて見てください!
ワカメを採りにいった漁師さんはめかぶを船の近くに切り捨ててあったりします。
ワカメの収穫に、沖に船でいくので、実はできるだけ沖で切り捨ててくるのです。たくさん、ワカメを船にのせたいですからね。
しかし、ワカメについたまま、漁港まで帰ってきたときには漁港で切り取ります。1番新鮮なめかぶが手に入りますね。
めかぶの食べ方&調理
めかぶの基本的な調理は簡単ですし、短時間でできます。
まな板・包丁・お湯(鍋orティファールorやかん)・ザル
があればできちゃいます。
包丁テクニックなんていらないですし、挑戦していただきたいです。
どうやって食べる?めかぶの食べ方
- 生のめかぶ(茶色くて固い)
茎(芯)からめかぶ部分を包丁で気って言って外し、ヒラヒラの部分を細切りかみじん切りにします。
切っためかぶをザルに入れて、沸騰したお湯を回しかける。
直ぐに茶色かったのがサーっと鮮やかな緑色に変わりますので、全体が緑色になれば出来上がりです。
- 茹でてあるめかぶ(緑色で柔らかい)
茎(芯)からめかぶ部分を包丁で切って外し、ヒラヒラの部分を細切りかみじん切りにしたら出来上がりです。
- パック入りめかぶ(細かく刻んだ緑色)
調理不要ですので、そのままで食べられます。
おすすめレシピ
ポン酢をかけて、ドロドロネバネバのめかぶを食べるのがシンプルな食べ方で、1番おすすめの食べ方です。
それに、トッピングとしておすすめなのが「みょうが・大根おろし・長芋・生姜・鰹節・刻みネギ」です。
先程シンプルな食べ方としてめかぶに入れるもので、ポン酢をおすすめしましたが、「わさび醤油・ゆずポン酢」でも美味しいので、お好みでチョイスしてください。
そして、逆の発想の食べ方レシピもご紹介したいと思います。
めかぶを乗せたりいれたりするメニューとして、「味噌汁・納豆・冷奴・刺身・酢の物・卵焼き」などがおすすめです。
色々なアレンジができるので、自分好みのものを見つけてみてくださいね。
保存方法
実は生のめかぶはとても美味しいのですが、足の早い海藻なんです。
ですので、1日~2日で食べ切るか、冷凍保存をしておく事をおすすめします。
保存方法としては、生の茶色いままのめかぶを細切りかみじん切りにしたその状態のまま冷凍保存というのがおすすめです。
できるだけ、厚みをなくし、平べったい状態にして冷凍してください。
厚みがあったら解凍時に内側がなかなか緑色にならず、外側はすぐに緑色になるので、内側の色が変わる頃にはもうドロドロになってしまっています。
冷凍保存後は食べる時に生のめかぶと同様にお湯を回しかけるか、凍っていますので、鍋にお湯を沸騰さし、その中に入れてもいいです。
生のめかぶは冷凍保存しても1ヶ月以内には食べていただくことをおすすめします。
美容と健康にいい?
めかぶは海藻だと言いましたよね。
海藻と言えば美容でもお肌のパックやコスメに使われていたり、バスケア商品にも使われています。
また、食べ物としても体に良さそうっていうイメージがあります。
そんな、めかぶの魅力をいくつか紹介したいと思います。
めかぶのパワー
めかぶは食物繊維が豊富です。
海藻ですから、ミネラルも豊富です。
そして、他にもこんな魅力的な有用性があります。
免疫力
免疫力を高めるフコイダン。
めかぶに含まれる栄養成分の代表格がフコイダンです。
フコイダンには、細胞の活性化や菌(ウイルス)に対しての免疫力を高める効果があると言われています。
デトックス効果
アルギン酸には、胃腸の調子を整え、便を柔らかくし、排便を促す効果があると言われていて、便秘に有用性があります。
新陳代謝
新陳代謝を活発にするヨウ素とがあります。
めかぶに含まれるヨウ素(ヨード)は基礎代謝をアップさせ、細胞の新陳代謝を活発にします。
そのため、成長期には「発育を促進する働き」があるとも言われています。
めかぶのイメージがよりいっそうよく思えてきましたよね。
ただ、ここで1つお知りおきください。
素晴らしい食べ物でも食べ過ぎてしまうとよくありません。
それは、どんな食べ物でも飲み物でもそう言えます。
「バランス良く!」が、基本です。
まとめ
めかぶにはたくさん魅力があります。
お安く手に入るのに、美容にも健康にもいいと言われていて、食べ方もシンプルなものにアレンジできるなど選択肢が豊富で美味しいときたから、もう文句なしの食材です。
たくさんの栄養分が詰まっていて、その効果もご紹介させていただきました。
ぜひ、めかぶを見つけた時にはそんなことも思い出しながら食べて欲しいなと思います。
きっと、まだ、めかぶのこと知らない人が周りにいると思うので、ぜひ教えてあげてください。